CES2015

シャープ、フルデジタル車載メーター用液晶パネル「FFD（Free Form Display）」を米国初公開

完全円形など世界初公開の形状も用意。各種FFDを動画で紹介

（2015/1/13 14:06）

会期：2015年1月6日～9日（現地時間）
会場：Las Vegas Convention and World Trade Center（LVCC）、LVH、The Venetian

　シャープは、米国ラスベガスで開催された「2015 International CES」において、フルデジタル車載メーター用途を目的に開発した“四角くない”液晶パネル「FFD（Free Form Display）」を米国初公開した。

米国で初公開されたFFD。これは世界初公開となる円形タイプのFFD。そのままメーターパネルに埋め込めそうな形となっているほか、小型化されればスマートウォッチなどの用途も拡がりそうだ

　FFDについては、2014年6月18日に技術発表を行い、日本では10月7日～11日に幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2014」において一般公開。その際にFFDを実際に見られた人もいるだろう。

　CESでは、CEATEC JAPAN 2014で公開したものを含め、さらに異なった形状のものを展示。ゲートドライバを表示領域内にある画素内に分散して配置し、額縁を極めて細くできる特性を活かして、世界初公開の形状も展示していた。特に苦労したというのが完全円形のもので、短い奥行きに液晶駆動回路を納めているとのことだ。