イベントレポート
ビーウィズの次世代スピーカーを搭載したスウェーデン生まれのハイパーカー「ケーニグセグ・レゲーラ」日本初公開 価格は5億~6億円
2023年10月27日 17:07
- 2023年10月26日 公開
ビーウィズは10月26日、ジャパンモビリティショー2023(一般公開日:10月28日~11月5日、場所:東京ビッグサイト)にて、自社で開発した次世代フラグシップスピーカー「コンフィデンス ゼン」を搭載したスウェーデン生まれのハイパーカーとなるケーニグセグ「レゲーラ」を日本初公開した。展示場所は南ホール3・4。
会場では、ビーウィズ代表取締役 兼 フォーカル・オーディオ・ジャパン代表取締役である中島敏晴氏、ケーニグセグを取り扱うBINGO SPORTSの七五三木敏幸氏、ケーニグセグのブランドマネージャーにこの日新たに就任したフェネル・アンナ氏がアンベールを行なった。
ビーウィズの中島氏は、「次世代フラグシップスピーカーのコンフィデンス ゼンは、高比重である無垢の黄銅を、素材にストレスを与えない方法で丁寧に切削加工して1つずつハンドメイドで製作しています。今回ハイパーカーのレゲーラのオプショナルスピーカーに加えていただきとても光栄です。ぜひハイクオリティなサウンドを楽しんでほしいです」とあいさつ。
また、BINGO SPORTでケーニグセグをけん引してきた七五三木氏は、「BINGO SPORTではもっともっと日本のハイパーカーのマーケットをますます拡大していきたいと思い、新たに大阪にブガッティのディーラーを立ち上げることになり、自分はそちらに専念することになりました。後任はフェネル・アンナ氏が引き受けてくれましたが、これまで以上にケーニグセグをよろしくお願いいたします。また、今回レゲーラに搭載されたスピーカーのコンフィデンス ゼンは、高級感もありまさにレゲーラのようなマシンにぴったりなスピーカーだと思います」とコメント。
ケーニグセグのブランドマネージャーに就任したアンナ氏は、「レゲーラはすでに日本で9台の注文をいただき、すでにそれ以上のバックオーダーをいただいています。このセールス台数はグローバルで見てもトップクラスで、本国スウェーデンから評価されると同時に、今後のセールスも期待されています。今回ビーウィズさんの特別なスピーカーをオプションに設定できたことはとてもうれしく、引き続きよい関係を続けていきたいです」と今後の抱負を語った。
レゲーラは、パワフルなV型8気筒5.0リッターツインターボエンジンと3つの電気モータを組み合わせたケーニグセグ独自の技術である「KDD(ケーニグセグ・ダイレクト・ドライブ)」と呼ばれる新型パワートレーンを採用。最高出力1500HP以上、最大トルク2000Nm以上を発生しながらも、実用性と快適性、そして機能性までを兼ね備えつつ、サーキットでもストリートでもダイレクトな走行を楽しめるモデル。価格は5億~6億円という。
ボディはほぼドライカーボンで、マフラーはアクラポビッチ(Akrapovic)と共同で開発したチタン製エキゾーストシステムを採用。また、コンパクトかつ軽量な油圧システムにより、車重を増やすことなくボタン1つで各車体の自動開閉を可能にした世界初の自動開閉システム「Autoskin(オートスキン)」を搭載している。
オプションに採用された次世代フラグシップスピーカー「コンフィデンス ゼン」
コンフィデンス ゼンは、全スピーカーユニットを同一素材で統一し、さらに従来モデルのオールコーン構成という特徴を踏襲しつつ、デジタルプロセシングによる音声処理を前提に基本設計から使用する素材にいたるすべてを再構築。巨大な黄銅の無垢材から1つずつ削り出して製作される「SSS(Solid/Stable/Silent)フレーム」、世界一強いハイテク繊維「ZYLON」と音響専用カーボン繊維とを組み合わせた「ゴールドウィーブ・ダイヤフラム」、駆動中心点をオフセットさせて車室内における指向性制御の可能性を追求した独自の「PPC(Polar Pattern Control)コーン」、ステンレス地金に漆調の黒艶塗装を施して、BEWITHシンボルとレタリングを純金入り塗料で表現した特製オーナメントプレートなど、すべて熟練職人の手による完全ハンドメイドとなっている。
今回レゲーラには、5cmワイドレンジトゥイーターの「ZEN 50PPC」と、13cmミッドウーファー「ZEN 130」による2ウェイシステムを選択。車体にストレスを与えない特別な方法でインストールを行ない、レゲーラのコクピットに孤高のサウンドを提供するとしている。