イベントレポート
レイズ、「ロードスター12R」専用ホイールの展示とともに「素材」「製法」の異なるホイールの持ち比べも
2025年11月1日 13:48
- 2025年10月31日~11月9日 一般公開日
- 入場料:1500円~3500円
レイズは、東京ビッグサイトで開催されている(一般公開:10月31日~11月9日)「ジャパンモビリティショー2025」にて、マツダが2025年10月に発売した「MAZDA SPIRIT RACING ロードスター12R」の専用ホイール単品などを展示している。
ロードスター12Rは、ロードスターRFと同じ2.0リッターエンジンを搭載しつつ、フライホイールをシングルマスフライホイールに変更したほか、ラジエータの大容量化、サーモスタットの開弁タイミングの早期化、スーパー耐久シリーズ参戦マシンと同じ低抵抗のピストンとピストンリングを採用することで、最高出力を200PSまで向上させているモデル。また、専用の鍛造1ピースアルミホイールは、マツダと共同開発している。
2025年1月に開催された「東京オートサロン2025」で発表され、同10月5日~10月20日の期間に購入希望者を募り、わずか限定200台の枠に9500件を超える応募があった特別な1台で、価格は761万2000円。
また、ロードスターRFの2.0リッターエンジン(184PS)をそのまま搭載したモデル「MAZDA SPIRIT RACING ロードスター」も、専用の鍛造1ピースアルミホイールを装備している。12R専用ホイールとの違いは、リム部分にレイズ独自のA.M.T.マシニングによる削り込みの有無となる。
また、レイズ&マルカサービスのブースでは、「RAYS WHEEL EXPERIENCE
」と題して、ホイールの「素材と形状の違い」「同サイズ・工法の違い」を体感できるコーナーを用意している。
素材と形状の違いでは、FIAの世界耐久選手権(WEC)でトヨタの「GR010 HYBRID」が履くマグネシウム製ホイール(18インチ×12.5J)と、一般的な鋳造ホイール(17インチ×7J)の重さの違いを体感できる。また、金属をたたいて成形する加工法で強度に優れる鍛造(たんぞう)と、金属を溶かして型に流し込んで成形する加工法で複雑な形状を作りやすいという鋳造(ちゅうぞう)と、製法にによる重さの違いを体感できるようになっている。
そのほかにも、海外やネット通販などに出まわっているレイズ製そっくりに製造された違法ホイールが、いかに剛性がなく、危うい商品であるかが分かる展示も行なっている。
なお、ブースでは車両展示は行なっていない。














