イベントレポート
【東京モーターショー 2019】ソニックデザイン、次世代小型スピーカーのコンセプトモデルを発表
純正スピーカー交換が困難な車両でも装着可能
2019年10月24日 08:58
- 2019年10月23日 開幕
- 2019年10月25日 プレビューデー
- 2019年10月25日~11月4日 一般公開日
10月23日、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で「第46回東京モーターショー2019」が開幕した。10月25日はプレビューデー、10月25日~11月4日が一般公開日となる。
東京ビッグサイト 西3ホール(W3504)に出展したソニックデザインは、次世代小型スピーカーのコンセプトモデルを発表した。今回発表するコンセプトモデルは、2000年の創業以来提案し続けてきたオールインワン・コンセプトをさらに推し進めたシングルウェイ構成のフルレンジドライバー・モジュール。ソノキャストを踏襲した新設計アルミシームレスエンクロージュアに、52mm口径ワイドレンジドライバーをフレームレスで搭載する。
この次世代小型スピーカーは、クロスオーバーネットワークなしのシングルウェイ構成ながら可聴帯域の大半をカバーする。さらに、点音源化による車室内での音の指向性と広がりが最適化されており、装着位置が低いために適切な音場感が得にくいとされるドアマウントスピーカーでありながらも、自然な定位感と音場感の再現を可能としているという。口径が16.17cmの一般的な純正スピーカーとの交換装着はもちろん、特に外国車に多い純正スピーカーの交換が困難な車両についても、スピーカーモジュールが小型化されたことで装着可能となっている。
ソニックデザインの東京モーターショーへの出展は、今回で9回目。「The Suite Lounge」(ザ スウィート ラウンジ)と名付けたブースは、つや消し黒を基調とした格子状の外観を前回に引き続き採用している。ショーケースには、今回発表されたコンセプトモデルや既存製品が展示される。ブース内は、コンセプトモデルを装着したメルセデス・ベンツ Aクラスが展示されるが、商談スペースのため一般来場者は入ることができない。格子を通して展示車両を外部から眺めることは可能だ。
代表取締役社長の佐藤敬守氏は「ソニックデザインはスピーカーの数を少なく、サイズを小さくすることをコンセプトにしてこの次世代小型スピーカーを設計しました。今回はコンセプトモデルということで、スピーカー交換が難しい代表としてメルセデス・ベンツ Aクラスに装着しました。来年から、どのクルマを対象に商品化するかを順次発表していく計画になっています。来年中の発売を目指します」と語った。