イベントレポート

【東京モーターショー 2019】UDトラックス、若手エンジニアらによる平日日替わりトークセッション「UD Talks」

10月28日~11月1日毎日17時から開催

2019年10月23日 開幕

2019年10月25日 プレビューデー

2019年10月25日~11月4日 一般公開日

左からモデレーターのUDトラックス株式会社 広報部 部長の栗橋恵都子氏、登壇者のホクレン農業協同組合連合会 管理本部 経営企画部 次長の長谷川幸男氏、UDトラックス株式会社 イノベーションオフィス バイスプレジデントの平塚龍太氏

 東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催中の「第46回 東京モーターショー 2019」。東京ビッグサイト 青海展示棟 Aホール(AC02)にあるUDトラックスブースでは10月28日~11月1日の5日間、毎日17時から平日日替わりのトークセッション「UD Talks」を開催している。

 5日間のトークセッションは、同社の若手エンジニアやデザイナー、次世代技術開発担当者のほか、女性トラックドライバー、物流コンサルタント、女性モビリティジャーナリストなどを招いて、「なぜUDトラックスは革新を続けるのか? ~物流の現場と開発の視点から考える未来のロジスティクス~」をテーマに、さまざまな角度から物流の変革やトラックの進化などについて語り合おうというもの。

 開催初日の10月28日は「北海道の農産業における自動運転がもたらす効果とは」と題して、ホクレン農業協同組合連合会 管理本部 経営企画部 次長の長谷川幸男氏とUDトラックス イノベーションオフィス バイスプレジデントの平塚龍太氏が登壇。UDトラックス 広報部 部長の栗橋恵都子氏をモデレーターに、レベル4の自動運転が農産業の物流課題の解決にどのように役立つのかトークが展開された。

 ホクレンの長谷川氏からは、農産業や地域物流に関わる人材の高齢化や人材不足といった課題が報告され、平塚氏からはそういった課題解決に向けて限定エリアにおいて自動運転を活用する可能性など、現在同社が実用化に向けて取り組んでいるレベル4自動運転が果たす役割などについて語られた。

ホクレン農業協同組合連合会 管理本部 経営企画部 次長の長谷川幸男氏
UDトラックス イノベーションオフィス バイスプレジデントの平塚龍太氏
トークセッションでは、農産業や地域物流に関わる人材の高齢化や人材不足といった課題が報告されるとともに、そういった課題解決に向けて限定エリアにおいて自動運転を活用する可能性など、UDトラックスが実用化に向けて取り組んでいるレベル4自動運転が果たす役割などについて語られた

 このUD Talksの残りの4日間では、会場に出展されている「Quon Concept 202X」のデザイナーが、そのデザインに込められた想いを語る「Quon Concept 202Xに込められた未来への想いと願い」のほか、「物流危機をチャンスに変えて、未来の物流をつくろう」「UDトラックスの若手エンジニアたちの挑戦」「女性トラック・ドライバーの日常から見えてくる風景 ~未来の物流へのヒント~」とのテーマで、物流の現場と開発の視点から「今日」「明日」「未来」の社会・物流の課題解決に向けたトークセッションが展開される。

「UD Talks」スケジュール

10月29日

「Quon Concept 202Xに込められた未来への想いと願い」:Quon Concept 202X」を実際にデザインしたデザイナーが、物流の将来のイメージや変革への期待とともに、そのデザインに込められた想いを語る。

登壇者:UDトラックス 岸本良介氏(インダストリアルデザイナー・イクステリア担当)、UDトラックス 清水久朗氏(インダストリアルデザイナー・インテリア担当)
モデレーター:UDトラックス 関口徹氏(チーフデザイナー・CMF&グラフィックス担当)

10月30日

「物流危機をチャンスに変えて、未来の物流をつくろう」:テクノロジーによって物流が変革するなかで、自動運転、コネクティビティ、電動化はどのような意味を持つのか。トラックが果たす役割を、物流業界をリードするコンサルタントとともにビジョンを議論。

登壇者:ローランド・ベルガー株式会社 小野塚征志氏(パートナー)、UDトラックス 松本和宏氏(イノベーションオフィス ダイレクター)
MC:UDトラックス 栗橋恵都子氏(広報部 部長)

10月31日

「UDトラックスの若手エンジニアたちの挑戦」:最前線で開発に取り組む若いエンジニアが、UDトラックスの企業文化や技術革新を担う仕事のやりがいとともに、安全や物流効率化、ユーザーへのサービス向上などへの想いを語る。

登壇者:UDトラックス 森みず江氏(車両解析担当)、UDトラックス 服部雄氏(電子電装設計エンジニア、自動運転・ADAS担当)
モデレーター:UDトラックス 奥山奈扇氏(開発部門担当 HRビジネスパートナー)

11月1日

「女性トラック・ドライバーの日常から見えてくる風景 ~未来の物流へのヒント~」:男性が主体となる運送の現場で、女性たちは何を感じているのか。女性ドライバー、女性物流マーケティング担当者、女性モビリティジャーナリストとともに、女性が働きやすい環境づくりへの取り組みや人材不足の解消へ向けた取り組みを議論。

登壇者:株式会社バンテック 中里博江氏(輸送ネットワーク推進部 部長補佐)、株式会社バンテック 磯部宏美氏(ブランド&マーケティング戦略部 部長)
モデレーター:楠田悦子氏(モビリティジャーナリスト)

ステージスケジュール

 なお、東京モーターショー 2019では会社帰りの来場に便利な16時以降(対象日:10月28日~11月2日)有効となる「アフター4入場券」が用意されており、価格は1000円。10月28日16時30分~18時30分ごろ会場の様子は、出展物によって混雑はあるものの、比較的ゆったりとブースを見ることができた。

編集部:椿山和雄