イベントレポート 東京オートサロン 2020
メルセデス・ベンツ、レーシングミク 2020Ver.のメルセデスAMG GT3を初展示
2020年1月10日 17:55
- 2020年1月10日~12日 開催
- 入場料:特別入場券3500円、大人一般入場券2500円、中・高校生一般入場券1800円(全日とも保護者同伴に限り小学生以下無料)
幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕した「東京オートサロン 2020」(1月10日~12日)。メルセデス・ベンツのブースでは、市販のメルセデスAMG GTをベースに開発したレースカー、新型「メルセデスAMG GT3」が日本初公開されているほか、メルセデスAMGや昨年発売され日本でのメルセデス・ベンツ初のEVとなる「EQC」など市販車8台が展示されていて、市販車は座席に座るなど、自由に触れることができる状態で展示されていた。
メルセデスAMG GT3
メルセデスAMG GT3は、SUPER GTのGT300で参戦するグッドスマイルレーシング(GOODSMILE RACING & Team UKYO)の「グッドスマイル 初音ミク AMG」のカラーリングでの日本初公開。レーシングミク 2020Ver.を描いたイラストレーターは「LEN[A-7](レナ)」さん。ボンネットとボディ左右で異なるデザインになっているので、じっくり見て欲しい。ターンテーブル上に展示されているので、人が多くても全角度をくまなく見ることができる。6.3リッターV8自然吸気エンジンを搭載し、バンパーが新デザインとなっている。
メルセデスAMG
メルセデスAMGでは、ハイパフォーマンスな2.0リッタークラスの3台を展示。
「メルセデスAMG CLA 45 S 4MATIC+」「メルセデスAMG A 45 S 4MATIC+ Edition 1」はどちらも新設計の直列4気筒2.0リッターターボ「M139」型エンジンを搭載。最高出力310kW(421PS)/6750rpm、最大トルク500Nm(51.0kgfm)/5000-5250rpmを発生し、トランスミッションは8速DCTを組み合わせる。駆動方式はトルクの前後配分を100:0から50:50までの範囲で変化する4WD「AMG 4MATIC+」を採用する。これは量産される2.0リッターの4気筒エンジンとしては世界最高としている。
また、メルセデスAMG A 35 4MATIC Edition 1は、直列4気筒2.0リッター直噴ターボ「M260」型エンジンを搭載し、7速DCTを組み合わせて最高出力225kW(306PS)、最大トルク400Nm/5000-5250rpmを発生する。「メルセデスAMG 45シリーズ」よりも購入しやすい価格設定になっている。
EQCとプラグインハイブリッド
「EQC 400 4MATIC」は、SUVスタイルの新型EV。前後アクスルにそれぞれ1つずつモーターを搭載する4WDシステムを採用。2つのモーター総合で最高出力300kW(408PS)、最大トルク765Nmを発生する。リアに通常充電用コネクタとサイド後方に急速充電用のコネクタがある。
「E 350 de アバンギャルド スポーツ」は、直列4気筒2.0リッター直噴ディーゼルターボのクリーンディーゼル・プラグインハイブリッド。組み合わせるモーターは最高出力90kW(122PS)、最大トルク440Nmを発生。システム総合では最高出力225kW(306PS)、最大トルク700Nmとなる。電気モーターのみで走行可能な航続距離は最長で50km(WLTPモードでの欧州参考値)。EQC 400 4MATICと同じような位置に2つのリッドがあるが、リアのみが充電用でサイド後方は燃料を入れる給油口となっている。
そのほかにも、「GLC 300 4MATIC クーペ」「V 220 d アバンギャルド ロング」「C 220 d ステーションワゴン ローレウスエディション」が展示されている。V 220 d アバンギャルド ロングは、マイバッハをイメージした2トーンのラッピングが施されていて、C 220 d ステーションワゴン ローレウスエディションは、自転車を屋根上にキャリアで装着し、トランクには分解して載せた状態で、自転車を運ぶことをイメージした展示がされている。
ブース内では、ライフスタイル商品「メルセデス・ベンツ コレクション」の販売も行なわれていて、東京オートサロン 2020の特別販売商品もある。