イベントレポート 東京オートサロン 2023
HKS、新型フェアレディZのチューニングカー「RZ450 コンセプト」初公開
2023年1月14日 12:51
- 2023年1月13日 公開
新型フェアレディZの1stチューニングステップを提案
エッチ・ケー・エスは幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で1月15日まで開催されている「東京オートサロン2023」に、“HKSブース”と“HKS 50th ミュージアムブース”の2ブース構成で出展。最新のチューニングパーツを装着したデモカーを始め、パーツ単品や過去に輝かしい実績を残したマシンなどを並べている。ブースの位置は西ホール1。
ブーストアップ仕様の新型フェアレディZ「RZ450 コンセプト」
一番の目玉は日産自動車の新型「フェアレディZ」で、今回オートサロンに向けてエアロパーツやサスペンション、マフラーなどを開発。スポーティでスタイリッシュなデザインに仕上げた。エンジン本体はノーマルのままで、パワーエディターで過給圧を上げたブーストアップ仕様で、ブローオフバルブも装着してサウンドも楽しめるメニューを組んでいる。また、ブリッドとのコラボモデルとなるHKSロゴ入りセミバケットシートを装着。
世界で限定3台のみパッケージ販売するというGR86 TYPE-R
HKSがパーツ開発のためにサーキットを走らせていた「ドライビングパフォーマーGR86 TYPE-R」。「GT2スーパーチャージャー」と「BODY KIT TYPE-R」をはじめ、唯一無二のパッケージとなっているが、今回創業50周年記念として世界限定3台で、まったく同じメニューの車両を製作してくれるという。価格は車両価格は別で350万円(工賃込み)。
レーシーさをまとったストリート仕様のGR86 TYPE-S
GR86が持つFRらしい軽快感と、NAらしい気持ちよさをより高めたパッケージに仕立てたという「ドライビングパフォーマー GR86 TYPE-S」。街乗りから休日のスポーツドライビングまでカバーしつつ、レーシーさをも身に纏ったチューニングメニューとなっている。
創業50周年を迎えた総合チューニングパーツメーカーHKS
創立50周念を迎えたHKSは、東京オートサロンの会期に合わせて13日に祝賀会を開催。日本国内のみならず海外のチューナーも招待して、盛大なパーティーが行なわれた。代表取締役社長である水口大輔氏は開発部門の出身で、「先代の長谷川社長が亡くなったあと、多くの人に応援の声をかけられ社長に就任し、奮起した」と振り返る。
また、総合チューニングパーツメーカーとしてだけでなく、商業トラック向けの交換型バッテリやバイオ燃料、車室内見守りアイテム(おきざり防止)、SDGsへの取り組みなど、チューニングパーツだけでなく、さまざまな分野に挑戦していることを紹介した。
オートサロン会場では「HKS 50th ミュージアムブース」と題して、さまざまな車両を展示しているので、ぜひ足を運んでみてほしい。