イベントレポート 東京オートサロン 2023

トムス、パフォーマンス向上に本気を出した2台の新型コンプリートカー「IS300」「GRヤリス」を展示

2023年1月13日~15日 開催

東京オートサロン2023のトムスブース。場所は東ホール8(小間番号806)

 東京オートサロン2023のTOM'S(トムス)ブースでは、トムスコンプリートカーのニューモデル、レクサス「IS300」とトヨタ「GRヤリス」のコンプリートカー2台と、東京工科大学デザイン学部との産学連携プロジェクトが進行中の新型クラウンの「TOM'Sデザインver.」を展示している。

 レクサスのIS300がベースの「TOM'S IS300」は、コンプリートカー専用セッティングのECUを搭載するなどし、最高出力275PS、最大トルク43.0kgfmを実現した車両。

レクサスIS300がベースの「TOM'S IS300」

 排気系はエキゾーストシステム「トムスバレル」のマフラーを採用。コイルダンパーユニット「Advox」のサスペンションと、フロントに新たなに展開する「TOM'S × brembo」のWネームによるブレーキキットを装着。ボディにはブレースを配置して補強している。

 ホイールは19インチの鍛造ホイール「TWS-118F Sport」を装着。タイヤはブリヂストンPOTENZA S007Aで、サイズはフロントが245/40R19、リアが265/35R19。外装では前後とサイドのディフューザーと、トランクリッドスポイラーが採用されている。

GRヤリスがベースの「TOM'S GR YARIS」

 GRヤリスがベースの「TOM'S GR YARIS」は、専用セッティングのECUとハイフロータービンの装着で、300PSの最高出力と42.0kgfmの最大トルクを実現したコンプリートモデル。

 エキゾーストシステム「トムスバレル」のマフラーに加え、出力アップにあわせて大型インタークーラー、大容量のラジエーターとオイルクーラーや、前後にTOM'S×brembo ブレーキキットを装着。ホイールは18インチの鍛造ホイール “TWF-01”、タイヤはブリヂストンPOTENZA RE-71Rで、サイズはフロントが255/35R18、リアが255/35R18。

 展示されたTOM'S GR YARISの外装は、シルバーのヘアライン調のフィルムをまとい、メタリックな印象を持たせ、前後とサイドにはカーボンのディフューザーとTOM'S リアウアングを装着している。

 トムスでは、社内体制の変更もあり、コンプリートカーの方向性をこれまでとは異なるパフォーマンスについて「本気を出す」方向へ向けたといい、今回の2台はトムスの技術力をストリートに生かし、トヨタのいう「もっといいクルマ」にも沿ったものとなっている。

新型クラウンのTOM'Sデザインver.

 また、東京工科大学デザイン学部などとの産学連携プロジェクト「CROWN+α」で誕生した新型クラウンのTOM'Sデザインver.は、若者のマーケットを活性化させるためのプロジェクト。学生たちの意見を汲み上げ、若者にとってカッコのよいものとして、スポイラーなどを装着してスタイリングをまとめあげた。

 ブースでは学生たちのコンセプトをまとめたパネル展示として「クラウン×SOFTOM'S」「クラウン×スニーカー」のコンセプトも掲示した。

学生たちのコンセプトもパネル展示
「クラウン×スニーカー」と「クラウン×SOFTOM'S」
「CROWN+α」のプロジェクト説明
正田拓也