イベントレポート 東京オートサロン 2024
三菱自動車ブースは新型「トライトン」「デリカD：5」「デリカミニ」などアクティブな7台を展示
2024年1月12日 18:37
- 2024年1月12日〜14日 開催
三菱自動車工業は1月12日から幕張メッセで開催中の「東京オートサロン2024」で、2月に発売予定の新型ピックアップトラック「トライトン」をはじめ、SUVの「アウトランダーPHEV」、ミニバンの「デリカ D:5」、軽ワゴンの「デリカミニ」のカスタマイズモデルなど計7台を展示した。ブースのテーマは「さあ、行こう。縦横無尽な冒険へ。」だ。
新型「トライトン」2台とラリーカーを展示
「Power for Adventure」の商品コンセプトのもとに開発が進められた新型トライトンは、内外装デザインからシャシー、ラダーフレーム、エンジンなどを一新した最新のピックアップトラックだ。会場に展示されたのは2台で、1台目は鮮やかさとメタリック感を強めて新開発した「ヤマブキオレンジメタリック」のボディカラーに、フェンダーアーチモールディングやサイドドアガーニッシュなど力強さをさらに高めるアイテムや、トノカバー、テールゲートアシストといったサポートアイテムなど、販売開始時に設定が予定されている純正用品を数多く装着したものだ。
トライトンのボディサイズは5360×1930×1815mm（全長×全幅×全高）、ホイールベースは3130mm。車重は2140kg。搭載する排気量2439ccのコモンレール式インタークーラーターボエンジンは、最高出力150kW（204PS）、最大トルク470Nmを発生し、4輪を駆動する。来場者にも相当な人気のようで、担当者も「ライバル車の独占状態を切り崩したい」と力が入っていた。
もう1台は「トライトン SNOW SHREDDER CONCEPT（スノーシュレッダーコンセプト）」と命名され、切り立った雪面やアイスバーン、バックカントリーなどアグレッシブなターンで切り刻むスノーボーダーを意味するスノーシュレッダーに合わせ、どんな状況にも果敢に挑戦する冒険心を持ったカスタムモデルとして仕上げられていた。ゴツいフロントバンパーやサイドステップはオーストラリア仕様のものをカスタマイズ。ルーフキャリア類はサードパーティのものを使用した。ボディはラッピングを使用しているが、何層も重ねてサビや汚れのような立体的な表面を実現することができたという。ここまでやると車体価格を上まわる額になるかも、とは制作した担当者の弁。一方の内装はノーマルのままだという。
また、2023年8月にタイ〜ラオス間で開催されたアジアクロスカントリーラリーに参戦して総合3位を獲得した「トライトン ラリーカー“アジアクロスカントリーラリー2023”テスト車両を特別展示。合わせてチームのサポートカーとして活躍したデリカD:5サポートカーの実走車も並んでいた。
会場ではこのほか、アウトランダーPHEVをベースにしてキャリアやトレーラーヒッチメンバーを装備するとともにリフトアップして走行性能を高めた「アウトランダーPHEV ACTIVE FIELD」、デリカD:5の特別仕様車「CHAMONIX」とデリカミニのディラーオプションパッケージ「CHAMONIXパッケージ」装着車をベースに、家族や仲間と冬のアウトドアアクティビティーを満喫するギアをコンセプトとしたカスタマイズモデル「CHAMONIX SNOW GEAR（シャモニー スノーギア）」などを展示した。
