イベントレポート 東京オートサロン 2026
モンスタースポーツ、ハイパフォーマンスBEV「モンスタースポーツ 007」やコンプリートカー「モンスタースポーツ MX33 FINAL」など世界初公開
2026年1月10日 09:36
- 2026年1月9日~11日 開催
千葉県千葉市美浜区の幕張メッセで、カスタムカーと関連製品の展示会「東京オートサロン2026」が1月9日~11日の会期で開催されている。
8年ぶりに出展することになったモンスタースポーツブースでは、東ホール 812にあるブーススペースを「ネクストジェネレーションワールド」と「スイフトスポーツワールド」の2つに分割。ネクストジェネレーションワールドで「モンスタースポーツ 007」と「モンスタースポーツ 007 Racing Concept」、スイフトスポーツワールドで「モンスタースポーツ スーパースイフト 2026」と「モンスタースポーツ MX33 FINAL」の計4モデルを世界初公開した。
「モンスタースポーツ 007」(世界初公開)
モンスタースポーツ 007は「モンスター田嶋」のニックネームで活躍したモンスタースポーツ創業者の田嶋伸博氏がアドバイザーとして参画して生み出されたハイパフォーマンスEVスポーツセダン。最高出力400kW(540PS)/最大トルク640Nmを発生するパワートレーンを搭載し、4輪を駆動して0-100km/h加速3.9秒を実現。“スポーツドライビングを愛するすべてのドライバーを熱狂させる”というドライブフィーリングと540kmの航続距離を兼ね備えている。
「モンスタースポーツ 007 Racing Concept」(世界初公開)
モンスタースポーツ 007 Racing Conceptは、モンスタースポーツ 007をベース車両とする開催計画中のワンメイクレース向けとなるマシン。ボディに「サーキットを疾走する姿」を想像させるレーシングイメージのカラーリングが施されている。
「モンスタースポーツ スーパースイフト 2026」(世界初公開)
モンスタースポーツが歴代モデル向けにパーツ展開を続けてきたスズキの「スイフトスポーツ」が2025年で生産を終了したことを受けて生み出されたモンスタースポーツ スーパースイフト 2026は、最終モデルのZC33S型スイフトスポーツをモチーフとしたカーボンファイバー製のカウルを採用しつつ、“コンペティションカーの文脈で構成した”というセンターコクピットのパイプフレームの車体に最高出力400PS/最大トルク500Nmを発生する特別な「M19 Monster Tuning ターボエンジン」を搭載。785kgという車両重量との組み合わせにより、圧倒的な機動性を実現する「究極のスイフトスポーツ」となっている。
「モンスタースポーツ MX33 FINAL」(世界初公開)
モンスタースポーツ MX33 FINALは、2025年3月~11月に期間限定販売されたスイフトスポーツの特別仕様車「ZC33S Final Edition」をベースに、これまでZC33S型スイフトスポーツ向けに開発してきたチューニングパーツをフル装備し、さらに新作パーツも装着して仕上げられたコンプリートカー。ZC33S型スイフトスポーツの最後を飾るコンプリートカーとして「MX33 FINAL」という特別なネーミングが与えられている。
スイフトスポーツと鈴木修氏のメモリアルとして2分割ブースを展開
開催初日の1月9日に行なわれたプレスカンファレンスでは、タジマホールディングス 代表取締役 田嶋伸博氏が登壇。まず、8年ぶりとなった今回のオートサロン出展において、レッドとシルバーの2色のカーペットで分割したブース構成を採用した理由について解説した。
レッド側は2024年12月に他界したスズキの鈴木修相談役とも協力して20年に渡り販売に尽力してきたスイフトスポーツが販売終了を迎えたことのメモリアルという意味と、鈴木相談役への感謝の意を込めてスイフトスポーツワールドに設定したと説明。これからもスズキ車を20年、30年と長く楽しんでもらえるよう、自分たちも頑張っていきたいとの意気込みも口にした。
一方のシルバー側は東風汽車と協力して生み出したモンスタースポーツ 007をアピールするスペースとなっており、自分たちが愛して取り組んできたラリーやダートトライアル、ヒルクライムといったモータースポーツを今後も続けていくために重要な「これからのクルマ」にBEV(バッテリ電気自動車)を位置付け、究極のBEVヒルクライムマシンとして世界記録も樹立した「モンスタースポーツ E-RUNNER Hill Climb Special」も車両展示。ヒルクライムでは路面状況なども刻々と変わり、安全を確保しながらタイムを削ってゴールにたどり着くため、とにかく4輪駆動が重要だと田嶋氏は力説。その4輪駆動をさらに推し進めた技術がトルクベクタリングで、ヒルクライムマシンの開発でこの技術を磨き上げて勝利を手にする結果を得ているが、モンスタースポーツ 007にはそのすべてを注ぎ込んだとアピールした。
このほかにもモンスタースポーツ 007では空気抵抗の低減とダウンフォースの獲得を目指したボディデザインが与えられ、BEVならではのフラットフロアから車両後方に設定したディフューザーまできれいに空気が流れ、ベンチュリー効果を得ていると説明した。
ZEV&NEVインターナショナル 代表取締役社長 東久保浩氏は、中国メーカーの東風汽車とタジマモーターコーポレーションとのシナジーによって生み出されたモンスタースポーツ 007の販売において、中国から日本に輸入する総代理店をZEV&NEVインターナショナルが務めることを紹介。このほかにも東風汽車がラインアップする車両をタジマモーターコーポレーションとも協力して日本のユーザーに積極的に紹介していきたいと語り、具体的なセールスではフランチャイズ方式によってドンフェンの名称を冠した販売店を全国展開していくと説明し、「全国から多くの皆さまのご応募をお待ちしております」とコメントしている。
また、タジマモーターコーポレーション 代表取締役社長 浅井秋彦氏は、東風汽車で生産されるモンスタースポーツ 007の販売店を、同じタジマホールディングス内のグループ会社であるモンスターインターナショナルで運営することになったことを紹介し、モータースポーツのDNAを強く持つ自分たちの顧客からもモンスタースポーツ 007が持つパフォーマンスは歓迎されるだろうと説明。グループ一丸となってモンスタースポーツ 007を多くのモータースポーツファンに選んでもらえるよう努めていくと意気込みを語った。
ドンフェン ジャパン 執行役員 ザック・リュウ氏は「日本市場は私たちが深く尊敬する市場です。東風汽車は長年に渡り、『東風日産』や『東風ホンダ』といった日本の自動車メーカーとの強固なパートナーシップを築いてきました。そのような協業をつうじて技術の共有、エンジニアリングノウハウの交換を行ない、何百万人ものお客さまのモビリティ環境をともに構築してきました。本日再び東京の地に立つことで、こうした協力とイノベーションの物語が継承できることを誇りに思います」。
「本日は私たちにとって意義深い節目となります。『ドンフェン モンスタースポーツ 007』を日本市場にお披露目できることを誇りに思います。このクルマはパフォーマンスを重視する電動モビリティの未来に向けた私たちのビジョンを体現しています。東風汽車の最新EV技術と日本独自のドライビングカルチャーを融合させたモデルなのです。そして、“モンスター田嶋”こと田嶋伸博氏率いるエンジニアセンターと協力し、日本の真のパフォーマンスDNAをこのクルマの開発に注ぎ込むことができたことを光栄に思います。ドンフェン モンスタースポーツ 007は日本のドライバーに新たな価値を提供すると確信しています。このクルマは運転を愛する人々のために設計されており、洗練され、インテリジェンスを備え、真にダイナミックな電動ファストバックです」。
「日本が電動化の新たな時代を迎えるなか、私たちはこの市場に新たな活力をもたらし、日本のパートナーと緊密に協力して、東風汽車と日本の自動車産業の長年に渡る友好関係を継続していくことを楽しみにしています。ドンフェン モンスタースポーツ 007をお楽しみください」と述べた。









































