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【オートモビル カウンシル】メルセデス・ベンツ、190 SLから現行モデルまで4世代のSL展示

物販コーナーでは特典も用意

2016年8月5日~7日 公開

4世代に渡ってSLモデルを展示しているメルセデス・ベンツブース

 メルセデス・ベンツ日本は、8月5日~7日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催している「オートモービル カウンシル2016」に出展している。

 オープン2シーターのSLモデル一色に染められたメルセデスブース。SLモデルの始祖となる「300 SL」のエクステリアと共通性のある「190 SL」や3代目と4代目の「SL」、加えて現行モデルが展示されている。

 現行モデルのR231と呼ばれるSLは2011年に発表され、国内では2012年から発売がスタートしている。昨年のロサンゼルスオートショーでマイナーチェンジを施した新型が初公開され、国内では6月に発表と発売開始がアナウンスされた。フェイスリフトによってダクトやグリルなどの開口部が大径化され、メルセデスAMG GTのような容姿が与えられている。

 注目なのは、SLの初代モデルとなる300 SLと同様のエクステリアを用いている190 SL。世界初の直噴エンジンやガルウイングドアを装備し、スポーツカーとしても高い性能を誇った300 SLとは異なり、エレガントさとGTの様相を強くしているのが190 SLになる。1955年から1963年の9年にわたり生産されていて、その総生産台数は2万5881台。そのうち40%近くがアメリカに輸出されたという。

 そのほかにはSLの3代目となるR107モデル、4代目となるR129モデルが並ぶ。また、メルセデス・ベンツのミニカーやグッズなども販売されて、オートモービル カウンシルのみの特典も用意されている。

新型となったSL。展示しているSL 400は、直噴のV型6気筒3.0リッターツインターボエンジンを搭載していて、最高出力は367PS、最大トルクは51.0kgmを発生する。トランスミッションは電子制御式の9AT「9G-TRONIC」で、エンジンパフォーマンスを効率的に引き出している。エクステリアは、伝説のレーシングカー「300SL パナアメリカーナ」にインスピレーションを受けているという
エレガントでスポーティな2シーターGTモデルとして作られたのが190 SLになる。ボディサイズは4290×1740×1320mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2400mm。搭載されるエンジンは直列4気筒3.0リッターで、最高出力は105PSとなる
1971年にデビューしたSLモデルの3代目となるR107シリーズ。1980年にフェイスリフトを受けて後期型となる1989年まで生産されていた。特徴としては室内装備や機能面がSクラス並みになっていること。4速ATや軽合金エンジンなどが採用されている。展示されている380 SLのボディサイズは4390×1790×1300mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2455mm。エンジンはV型8気筒3.8リッターで、最高出力は204PSを誇る
1989年に発表された4代目のR129モデル。1992年にフェイスリフトを受け、2001年まで生産された。オープンモデルながらもセダンやクーペと同等の安全性を保持することになったのが特徴となる。ロールオーバーバーは安全性を高めるために装備された機能の1つで、車両が転覆しそうになると衝撃により自動的に立ち上がる。また、Aピラーも強化されていて転覆時の乗員保護に役立つ。展示車の500 SLは4470×1812×1303mm(全長×全幅×全高)のボディサイズを持つ。エンジンはV型8気筒5.0リッターで、最高出力は326PSを発生
ミニカーやメルセデス・ベンツグッズの物販も行なっていて、ここだけのサービスも用意しているようだ