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伊ランボルギーニ、580HPのV10エンジンで後輪を駆動する「ウラカン RWD スパイダー」発表

2.6kg/HPのパワーウェイトレシオとオープンエアドライブを両立

2016年11月15日(現地時間)発表

 伊アウトモビリ・ランボルギーニは11月15日(現地時間)、「ウラカン」のオープントップモデル「ウラカン スパイダー」の後輪駆動モデル「ウラカン RWD スパイダー」を発表した。世界各地での発売は2017年1月を予定し、価格は「2輪駆動クーペと4輪駆動クーペの間の価格」と表現されている。

 ウラカンは2014年7月に日本国内で発表された2人乗りスポーツモデルで、ソフトトップを備えるウラカン スパイダーは2015年11月に日本初公開された。当初導入された4輪駆動モデルの「ウラカン LP610-4 スパイダー」に続いて発表された今回のウラカン RWD スパイダーは、4459×1924×1180mm(全長×全幅×全高)というボディに、クーペの2輪駆動モデルと同じ最高出力580HP/8000rpm、最大トルク540Nm/6500rpmを発生するV型10気筒5.2リッター自然吸気エンジンを搭載。7速デュアルクラッチ・ギヤボックス「ランボルギーニ・ドッピア・フリッツィオーネ(LDF)」を介して後輪を駆動させる。乾燥重量1509kgのボディと組み合わせてパワーウェイトレシオは2.6kg/HPとなり、0-100km/h加速は3.6秒、最高速319km/hを実現する。

 また、フロントとリアは新たなデザインに変更され、タイヤにはウラカン RWD用に設計された19インチのピレリ P ZEROを採用。ブレーキには軽量化と冷却性能向上を実現するアルミニウム製ブレーキディスクポットを装備している。また、2輪駆動化によって前後重量配分がリア寄りになり、4輪駆動のウラカン LP610-4 スパイダーの43:57から40:60に変化したことでフロントアクスルの慣性を低減。2輪駆動用に最適化されたダブルウィッシュボーン式サスペンションやスタビライザーセッティングなどと合わせ、2輪駆動の醍醐味が味わえるようになっている。

「ウラカン RWD スパイダー」

 この発表のなかで、伊アウトモビリ・ランボルギーニ 社長兼CEOのステファノ・ドメニカリ氏は「ウラカンモデルにRWDスパイダーが加わり、ウラカン・ファミリーの中核となるラインアップがいっそう充実します。オープンエア走行という魅力的なライフスタイルとピュアでスリリングなRWDエンジニアリングの両方が味わえます。一般道路でのピュアなドライビングを楽しみたい方にぴったりなモデルです。また、ランボルギーニ車を初めて購入予定の方や、RWD車のパフォーマンスと妥協のないダイナミックなハンドリングを体験したい方にぴったりなウラカンと言えるでしょう」とコメントしている。