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パイオニア、2カメラ同時録画に対応して「安全運転警告」も行なう業務用フルHDドラレコ「ND-DVR30-B」

最大62時間の連続録画を実現。初期設定を共有できる「SDカード一括設定」も

2017年8月上旬 発売

オープンプライス

業務用フルHDドラレコ「ND-DVR30-B」

 パイオニアは、2カメラ同時録画に対応するディスプレイ一体型の業務用フルHDドライブレコーダー「ND-DVR30-B」を8月上旬に発売する。価格はオープンプライス。

本体のカメラに加え、別売りのフロアカメラやバックカメラの映像も同時に録画可能

 ND-DVR30-Bでは、本体に300万画素のCMOSセンサーを備え、「3M高画質」(2304×1296P)、「フルHD」(1920×1080P)、「HD」(1280×720P)、「VGA」(848×480P)の記録解像度から選んで車両前方の状況を記録。

 さらに別売りのフロアカメラ「ND-FLC1」、バックカメラ「ND-BC8II」のいずれか1台を増設可能となっており、本体カメラの映像に加えて車内や車両後方の状況をVGA画質で同時に記録できる。

 また、カメラは逆光や夜間走行、トンネルの出入り口といった明暗差が大きい状況に対応する「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」機能を持ち、点滅周期によって消失現象が起きるケースのあるLED信号機に対応。動画の圧縮形式はMP4で、1分、3分、5分の3種類で録画ファイルを分割。記録媒体のmicroSDHCカードの残り容量がなくなるまで記録し、そこから先は古いファイルを上書きして保存していく。業務用車両は一般のクルマより稼動時間が長いことから、ND-DVR30-Bでは最大62時間の連続録画を可能にしている。

 本体には3軸GセンサーやGPSセンサーを搭載し、準天頂衛星「みちびき」にも対応。事故発生による衝撃や急な加減速、急ハンドルなどを検知して、検知の20秒前から10秒後までの記録を自動的に「イベントフォルダ」に保存する。また、急な加減速や急ハンドル、速度超過などを検知したときにブザー音が鳴る「安全運転警告」を搭載している。

大容量のmicroSDHCカードを使えば最大62時間の連続録画が可能
Gセンサーなどで衝撃を検知したときは、検知の20秒前から10秒後までの記録を自動的に「イベントフォルダ」に保存
急な加減速や急ハンドル、速度超過などを検知するとブザー音が鳴る「安全運転警告」を搭載

 このほかにも業務用車両での使用に対応するため、ドライバーの誤操作によるデータ消去や設定変更を防止する「操作ロック」、microSDHCカードの紛失を防止する「SDカードスロットカバー」、microSDHCカードに登録した初期設定を複数の業務用車両で利用できる「SDカード一括設定」などの機能を備えている。

ND-DVR30-Bの主な仕様
記録媒体microSDHCカード class10(8GB~32GB)
撮影素子約300万画素
記録画角水平110度、垂直56度、対角132度
F値F1.8
記録解像度3M高画質(2304×1296P)、フルHD(1920×1080P)、HD(1280×720P)、VGA(848×480P)
GPS搭載(準天頂衛星みちびき対応)
Gセンサー3軸Gセンサー(衝撃検知:6段階のレベル設定可能 危険挙動検知:感度調節可能 駐車監視:3段階のレベル設定可能)
記録方式連続録画、イベント録画、手動イベント録画、駐車監視録画
録画ファイル構成1分、3分、5分
ディスプレイ2.4インチ液晶
音声録音ON/OFF可能
フレームレート27.5fps
画素圧縮方式(動画)動画:MP4(H.264 + ADPCM codec)、写真:JPEG
電源電圧本体DC5V(12V/24V用電源ケーブル付属)
消費電力3.7W(充電時4.5W)
動作温度-10℃~60℃(バッテリー充電時は、0℃~45℃)
内蔵バッテリー容量500mAh
外形寸法(幅×奥行き×高さ)78.5×36.8×68mm
質量110g(取付ブラケット、電源ケーブル等を除く)