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パイオニア、あおり運転も記録できる2カメラタイプなどフルHDドラレコの7機種

ソニー製CMOSセンサーによる高感度撮影「ナイトサイト」機能も

2019年7月から順次発売

オープンプライス

VREC-DZ700DLC

 パイオニアは、フルHD解像度での録画に対応するドライブレコーダーの新製品7機種を7月から順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2カメラタイプの「VREC-DZ700DLC」「DZ700DSC」が3万5000円前後(税別)、同じく2カメラタイプの「VREC-DS500DC」が3万円前後(税別)、1カメラタイプの「VREC-DZ600C」「VREC-DZ600」が2万2000円前後(税別)、同じく1カメラタイプの「VREC-DZ200」「VREC-DH200」が1万5000円前後(税別)。

 2カメラタイプでは、自車前方を録画するフロントカメラに加え、後方や車内などを録画できるリアカメラを搭載。社会問題として注目されているあおり運転などの危険行為の記録を残せる「ダブルレコーディング機能」を採用する。また、VREC-DZ700DLCとDZ700DSCではフロントカメラに水平130度、垂直68度、対角160度(リアカメラは水平112度、垂直58度、対角137度)、VREC-DS500DCでは前後共通で水平120度、垂直64度、対角142度の広角レンズを使って撮影範囲を広げ、カメラの死角を減らしている。

商品名カメラタイプ型番店頭予想価格発売時期
ドライブレコーダーユニット2カメラVREC-DZ700DLC3万5000円前後(税別)7月
VREC-DZ700DSC3万5000円前後(税別)
VREC-DS500DC3万円前後(税別)8月
1カメラVREC-DZ600C2万2000円前後(税別)7月
VREC-DZ6002万2000円前後(税別)
VREC-DZ2001万5000円前後(税別)
VREC-DH2001万5000円前後(税別)
VREC-DZ700DSC
VREC-DS500DC

 これに加え、車両が駐車状態の時に見守りを行なう「駐車監視機能」を全機種で採用。駐車監視機能ではエンジン停止後に内蔵バッテリーを使って最大約15分~90分の録画待機を行ない、待機時間内に衝撃やカメラで動くものを検知した場合に一定時間の録画を実施。さらにVREC-DZ700DLC、DZ700DSC、VREC-DZ600Cの3機種では駐車監視機能の終了後、車載バッテリーの電気を使って「24時間365日」の監視を実現する「セキュリティモード」に移行する。

 衝撃を検知した場合に起動して一定時間の録画を行なうセキュリティモードでは、待機状態における電流量消費を一般的な車両駐車時の待機電流量の30分の1~50分の1に相当する1mA以下に抑え、装着車が通常頻度で走行して車載バッテリーに充電していれば24時間365日の駐車監視を可能とする。

 また、VREC-DS500DCとVREC-DH200では内蔵バッテリーだけを利用しつつ、駐車監視機能とセキュリティモード同等の録画待機を選択可能としており、衝撃検知のみの録画待機は最大約30日。

 VREC-DZ200、VREC-DH200以外の機種では、街灯のない暗い駐車場などでも高感度・高画質で録画できる「ナイトサイト」を採用。CMOSセンサーにソニーの「STARVIS(スタービス)」を採用することで、従来品の「VREC-DZ300」と比較して100分の1以下の光量でも撮影を可能としている。

 このほかの特徴としては、VREC-DZ700DLC、DZ700DSC、VREC-DZ600Cの3機種で「Wi-Fiモジュール」を搭載。スマートフォンなどと接続してカメラのリアルタイム映像を手元で確認できるほか、録画データをスマホ内に保存したり、ドラレコの本体設定を変更したりできる。

VREC-DZ600C
VREC-DZ600
VREC-DZ200
VREC-DH200

 ドラレコとしての基本性能では、急激な明るさの変化による白潰れや黒潰れを補正する「WDR(ワイドダイナミックレンジ)機能」、LED信号機の明滅タイミングとずらして信号機の点灯内容をしっかりと記録する27.5fpsのフレームレートなどを採用する。