パイオニアは4月15日、ナビゲーションを中心とした「2019夏 カロッツェリア新商品発表会」をベルサール神保町アネックス(東京都千代田区)で開催した。小林可夢偉選手も参加した発表会の模様は関連記事を参照していただきたいが、発表会終了後、短時間ではあるものの実機を試す時間が用意されていたので、ここでは実際に触れてみた簡単なレビューもお送りしたい。
新しくなった「楽ナビ」の実機を見て感じるのは、やっぱりHDパネルならではの地図描画性能だ。HDパネル自体はサイバーナビでもすでに採用されているものの、あちらはモデルごとにモニターの解像度が異なることもあって低解像度の地図がベース。やはりドットバイドット表示の楽ナビは表示の美しさが1段上で、IPSパネルならではの視野角の広さも相まって表示品質はすこぶる高い。
新たに採用されたメニューまわりも分かりやすく、使い勝手は上々だと感じた。ただ、ハードウェア面ではSoCを一新してスペックアップを図っているとは言うものの、表示データ量の増加もあってか幾分動作が重く感じられた。もっとも、まだ発売までには時間があるので、このあたりの評価は市販版まで待ちたいところ。
一般向け発表会も開催
今回の発表会が行なわれたベルサール神保町アネックスでは、4月16日に一般向けの「2019夏 カロッツェリア新商品発表会」が実施される。開催時間は18時30分~20時30分(最終受付20時) となっているので、いち早く最新モデルを試してみたい方はぜひチェックしていただきたい。
最上位モデルとなる「AVIC-RL910」。モニターサイズは8V型 右下の「クイック」で表示されるショートカット的なクイックリスト フリックまたは上部の「AV MENU」ボタンで従来風のメニューに 周辺検索。ロゴマークには駐車場の有無や営業中/閉店中などの情報も ロゴマークのサイズは2パターン選択可能。こちらは大きい表示 2DINワイド対応の「AVIC-RW910」。モニターは7V型 2DIN対応の「AVIC-RZ910」。こちらもモニターは7V型 9V型モニター採用のプライベートモニター。取り付け部の位置違いで2種類用意される BMW用に専用チューニングを施した「TS-H101-BM」。10cmコアキシャルスピーカーに専用サウンドチューニングキットを同梱 パワードサブウーファー「TS-WX400DA」。300×200×100mm(幅×奥行き×高さ)のコンパクトサイズながら迫力ある重低音再生を実現 表示部を持たない「VREC-DH200」。Wi-FiモジュールとGPSユニットを内蔵。映像はスマートフォンで確認する 2カメラ同梱となる「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」。後者は車外と車内用 カメラと液晶部が別体となる2カメラタイプの「VREC-DS500DC」。液晶モニターは3インチ 1カメラタイプの「VREC-DZ600C」「VREC-DZ600」。前者は24時間365日の駐車監視録画に対応 専用アプリ「Pioneer Smart Sync」のメニュー 発話ボタンを押すことで「Amazon Alexa」を起動。「音楽をかけて」などのコマンドが利用できる グラフィックイコライザーは画面をなぞるだけで設定可能 会場内には実際の音楽再生を体験できるデモカーを用意