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パイオニア、「楽ナビ」2019年モデル発表。全6機種でHDパネル採用

カロッツェリア史上最高画質、楽ナビ史上最高音質

2019年6月 発売

オープンプライス

LS(ラージサイズ)メインユニットタイプ「AVIC-RL910」

 パイオニアは4月15日、カロッツェリアカーナビ「楽ナビ」2019年モデル6機種を発表した。価格はオープンプライスで店頭予想価格は7万5000円~11万5000円前後(税別)。発売は6月の予定。

 新しい楽ナビでは、従来の「AVIC-RZ902」(2018年モデル)比で2.4倍の高解像度を持つ「HDパネル」(276万4800画素)を全モデルに採用。従来比約70倍の色階調表現(1677万色)に対応するとともに、高画質メディアの映像伝送をフルデジタル化することで、地図表示や映像表現を高精細で実現。加えて、新しいインターフェース「ターゲットインターフェース」を採用。操作性とデザイン性を高めた「おすすめモード」と、操作系に不安のある方向けの「カンタンモード」から表示モードを選択できる。

 ラインアップは8V型HDパネルを採用するラージサイズメインユニットタイプ「AVIC-RL910」(店頭予想価格:11万5000円前後[税別])、「AVIC-RL710」(店頭予想価格:9万5000円前後[税別])、7V型HDパネル採用の200mmワイドメインユニットタイプ「AVIC-RW910」(店頭予想価格:9万5000円前後[税別])、「AVIC-RW710」(店頭予想価格:7万5000円前後[税別])、7V型HDパネル採用の2DIN(180mm)メインユニットタイプ「AVIC-RZ910」(店頭予想価格:9万5000円前後[税別])、「AVIC-RZ710」(店頭予想価格:7万5000円前後[税別])。

LS(ラージサイズ)メインユニットタイプ「AVIC-RL710」
200mmワイドメインユニットタイプ「AVIC-RW910」
200mmワイドメインユニットタイプ「AVIC-RW710」
2DIN(180mm)メインユニットタイプ「AVIC-RZ910」
2DIN(180mm)メインユニットタイプ「AVIC-RZ710」

HDパネルでカロッツェリア史上最高画質を実現

 従来比2.4倍となる高解像度の「HDパネル」に視野角の広いIPS方式と黒色再現性に優れたNormally Black方式を採用。高透過率の静電容量方式タッチパネルや高輝度LEDバックライトを組み合わせ、鮮明かつ高コントラストな映像表現を実現した。また、高画質メディアの映像伝送経路をフルデジタル化。従来比約70倍の1677万色の色階調表現に対応し、徹底した画質チューニングによりカロッツェリア史上最高画質を実現した。

 なお、iPhoneなどからHD解像度のまま入力できるHDMI入力端子を搭載。加えてHD解像度のままリアモニターへ出力できるHDMI出力端子も搭載し、HDMI分配ユニット「CD-HMD1」(別売)を用いれば、最大3台のリアモニターへ出力できる。

好みに合わせて選択できる新インターフェース

 新たに採用したインターフェース「ターゲットインターフェース」では、ドライバーの好みに合わせて2つの表示モードから選択できる。

「おすすめモード」はフリック/ドラッグ操作に対応したHOMEメニューを採用。よく使う検索機能をHOMEメニューに配置する「ショートカット機能」や、今使えるAVソースを迷わず選択できる「アクティブセレクター」など、デザイン性と操作性を両立した表示モードとなる。

「カンタンモード」は、タッチ操作のみのHOMEメニューを採用。地図表示や交差点拡大図、ガイド音声を大きく、分かりやすくするなど、視認性とシンプルな操作を重視した表示モードとなる。

最新の地図と高いナビ性能

 2019年3月17日に開通した、新東名高速道路(厚木南IC[インターチェンジ]~伊勢原JCT[ジャンクション])、新名神高速道路(新四日市JCT~亀山西JCT)などを含む、最新の地図データを採用。

 自車位置マークをはじめ、各種ロゴマークなどデザインデータを一新することで、HD解像度を生かした地図表示を実現し、地図上の各種ロゴマークに、施設の駐車場の有無や営業中/閉店中などの情報をリアルタイムに付加する「スマートロゴマーク」も搭載する。

 自車位置精度についても、車両の挙動を高精細にセンシングする「6軸3Dハイブリッドセンサー」に加え、GPS、みちびき、グロナス、SBASに対応することで高い精度を実現。また、独自のプローブ情報を活用した「スマートループ渋滞情報」に加え、「渋滞予測データ」も搭載することで、目的地まで早く着くルートを探索可能。

 そのほか、高速/有料道路への進入や、サービスエリア/パーキングエリアから出発する際に逆走を注意喚起する「逆走注意案内」や、高速/有料道路、一般国道などで制限速度を表示する「最高速度表示」など、安全機能も搭載する。

音声と画面表示で逆走を注意喚起

楽ナビ史上最高音質を実現

 DVD、CD、TV、Bluetooth Audio、SDメモリーカード、USBメモリー、iPhone/iPod、HDMI機器など多彩なメディアに対応する。映像はフルHD解像度まで、音楽はFLACとWAV(96kHz/24bitまで)のハイレゾ音源(ダウンサンプリング再生)に対応し、またiPodソースの接続方法としてUSBケーブル接続に加え、Bluetooth接続にも対応。

 パイオニアの市販カーナビとして初となる「6層式AV基板」のほか、GNDノイズの流入防止を徹底した回路設計に数多くの高音質パーツを搭載。背面パネルに「T字スリット」を施してシャーシの振動を抑制するなどオーディオ機器の基本に忠実な設計を行なうことにより、楽ナビ史上最高音質を実現した。

 また、タイムアライメントの調整単位を細かく(1.4cm)し、カットオフ周波数の調整範囲を拡大(25Hz~250Hz)するなど音響調整能力を向上。

 車種ごとに最適な音響チューニングを施して理想的な音響空間を実現する別売の「車種専用エキスパートチューニングSD(楽ナビ用)」にも対応しており、「カロッツェリア推奨スピーカーシステム」と「純正スピーカーシステム」、「運転席重視」と「全席重視」の切り換えが可能。

 そのほか、本機のAVソースの音声をフロントスピーカーから再生し、プライベートモニターに接続されたHDMI機器の音声をリアスピーカーから再生する「プライベートモニターモード」に対応している。

最新データバージョンアップ付

 AVIC-RL910/RW910/RZ910については最大3年分、AVIC-RL710/RW710/RZ710については最大2年分、追加費用なく最新の情報(年2回配信)にバージョンアップ可能。

 またAVIC-RL910/RW910/RZ910については「最新データバージョンアップ1年延長キャンペーン」として、MapFanスマートメンバーズへ新規入会すると、最新データバージョンアップ期間が、3年から4年(2023年4月末まで)に延長される。詳しくはキャンペーン特設サイトを確認いただきたい。