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パナソニック、廃線跡を整備した「永平寺参(まい)ろーど」で自動運転EVコミューターの実証実験
2017年は10月3日~11月17日に実施予定。次年度以降の2018年4月~2019年3月に不定期で実施
2017年11月13日 14:17
- 2017年11月13日 発表
福井県と永平寺町、パナソニックは11月13日、京福電気鉄道 永平寺線の廃線跡を整備した「永平寺参(まい)ろーど」を活用した自動運転車両走行の実証実験を2019年3月末日まで共同で実施すると発表した。
永平寺参ろーどは、えちぜん鉄道 永平寺口駅と大本山永平寺を結ぶ全長約6kmの町道で、永平寺町が国と福井県の支援を受け、自動走行実証実験用のオープンラボと位置付けて整備を行なっている。
永平寺参ろーど沿線には、大本山永平寺や少子高齢化が進行している集落があり、鉄道廃線後の交通手段確保など、地域の課題やニーズに対応できる自動走行車の有効活用について検証が行なわれる。
パナソニックは、社内の車両試験場(神奈川県横浜市)や京阪奈地区構内(京都府相楽郡精華町)、門真地区構内(大阪府門真市)で検証を重ねてきた自動運転技術を用いて、今回初めて公道に準じる環境で自動運転走行システムの検証と、自動運転EVコミューターの実用化に向けた有効活用の検証を行なう。
10月3日~11月17日に予定している実証実験では、自動運転技術の検証を目的に、自動運転EVコミューターを永平寺参ろーどの一部で走行させて技術課題を確認。
次年度以降の2018年4月~2019年3月に不定期で実施予定の実証実験では、永平寺参ろーど全線で自動運転車の走行実験を行ない、これにより自動運転技術やモビリティサービスの実用化に向けた検証を行なうとしている。