ホンダ、大型プレミアムツアラー「ゴールドウイング」を17年ぶりにフルモデルチェンジ

「ゴールドウイング」が17年ぶりにフルモデルチェンジ

　本田技研工業は、大型プレミアムツアラー「Gold Wing（ゴールドウイング）」を17年ぶりにフルモデルチェンジして4月2日に発売する。価格は、サドルバックのみを標準装備したゴールドウイングが273万2400円、リアトランクとサドルバックを標準装備した「Gold Wing Tour（ゴールドウイング ツアー）」が295万9200円～331万5600円。

　今回のフルモデルチェンジで6世代目となるゴールドウイングは、「モーターサイクルがもつ魅力の原点に立ち返り“走りの高揚感”“操る楽しさ”を実現する」として、乗り心地とハンドリングを両立するホンダ独自の2輪車用ダブルウィッシュボーンフロントサスペンションを採用。ジェネレーターとスターターモーターの機能を統合したISG（Integrated Starter Generator）を大型2輪車で初採用した。

　軽量化やコンパクト化のために新設計された排気量1833cm³の水冷 4ストローク OHC（ユニカム）水平対向6気筒エンジンは、最高出力93kW（126PS）/5500rpm、最大トルク170Nm（17.3kgm）/4500rpmを発生し、従来の5速MTから多段化された6速MT、ないしは新開発の7速DTCを組み合わせる。

　燃費性能は従来モデルより7km/L向上し、60km/h定地燃費値は27.0km/L（2名乗車時）、WMTCモード値（クラス 3-2）は、6速MTモデルが17.7km/L、7速DTCモデルが18.2km/L（どちらも1名乗車時）となる。

　また、「ツアー」「スポーツ」「エコノ」「レイン」の4つの走行シーンごとの「シーン別ライディングモード」を採用したほか、ヒルスタートアシストや、リアサスペンションの減衰特性をワンタッチで選択できる「電動プリロードシステム」を搭載。

　さらに、リアトランクとサドルバッグのラゲッジスペースは3泊4日の2人分相当の荷物量を目安とした計110Lの容量を確保。「Apple CarPlay」を2輪車として初採用するとともに、ETC車載器を全モデルに標準装備して、ツーリングでの利便性を向上させた。

　ボディカラーは、ゴールドウイングでは、シリーズ専用色として新開発した深みとコントラストの強さにより立体感を表現する「キャンディー アーダント レッド」と、陽光を反射するサラブレッドの躍動美をイメージした「パール スタリオン ブラウン」、先進性を感じさせるとともに硬質でエッジの際立つボディーを強調する「マット マジェスティック シルバー メタリック」の3色を設定。

　ゴールドウイング ツアーでは、キャンディー アーダント レッドと、はつらつとした輝きと上質感を兼ね備えた「パール グレア ホワイト」、高い彩度とともに深みを感じさせる「パール ホークスアイ ブルー」の3色を設定。

　7速DCTモデルとなる「ゴールドウイング ツアー Dual Clutch Transmission＜AIRBAG＞」では、「キャンディー アーダント レッド」と漆黒のブラックメタリックの2トーンカラーを配することで、最上級モデルに相応しいシックで豪華な存在感を演出している。

キャンディー アーダント レッドのゴールドウイング

パール スタリオン ブラウンのゴールドウイング

マット マジェスティック シルバー メタリックのゴールドウイング

キャンディー アーダント レッドのゴールドウイング ツアー

パール グレア ホワイトのゴールドウイング ツアー

パール ホークスアイ ブルーのゴールドウイング ツアー

7速DCTモデルの「ゴールドウイング ツアー Dual Clutch Transmission＜AIRBAG＞」は、キャンディー アーダント レッドと漆黒のブラックメタリックの2トーンカラーを設定

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