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独ダイムラー、第4世代の新型「Aクラス」世界初公開

ディスプレイを2つ並べる新インフォテイメントシステム「MBUX」など内外装刷新

2018年2月2日(現地時間)発表

新型Aクラスを公開したダイムラーAG会長兼メルセデス・ベンツ・カーズ統括のディーター・ツェッチェ氏

 独ダイムラーは2月2日(現地時間)、第4世代の新型「Aクラス」をオランダ アムステルダムで世界初公開した。

 新型Aクラスでは新開発の直列4気筒エンジンを搭載し、ガソリン仕様では120kW/250Nmの「A 200」、165kW/350Nmの「A 250」、ディーゼル仕様では85kW/260Nmの「A 180 d」を展開。トランスミッションには7速デュアルクラッチ「7G-DCT」を組み合わせ、A 200のみ6速MT仕様もラインアップする。

オランダ アムステルダムで第4世代の新型「Aクラス」を世界初公開

 エクステリアではスポーティさやダイナミズムを表現。ボンネットフードは先代モデルよりも大きく傾き、最大で19インチホイールが収まるホイールアーチ部などによってスポーティさを強調する。また、ラジエーターグリルの後方にルーバーシステムを備え、必要に応じて開閉させることで冷却性能を高めるエアパネルをオプション設定。Cd値は0.25を実現したという。

新型Aクラスのエクステリア

 インテリアでは、タッチスクリーン制御の高解像度ディスプレイを2つ並べる新しいインフォテイメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」を装備するとともに、コクピット上のカウルを廃した新デザインを採用した。MBUXではガソリンスタンドの価格や利用可能なコインパーキングの情報、さらに駐車時に衝撃を受けた際にメッセージを送信するといった機能が備わる。

 また、電動駆動のエアポンプを用いたマッサージ機能付きの「Multicontourシートパッケージ」を設定したほか、室内スペースでは先代からヘッドルームやニースペースなどが拡大。ラゲッジスペースも先代から29L拡大して370Lを実現している。

新しいインフォテイメントシステム「MBUX」を採用した新型Aクラスのインテリア