CES 2018
【CES 2018】メルセデス・ベンツ、デュアルディスプレイのコックピット「MBUX」世界初公開。2018年登場の新型「Aクラス」に標準装備
NVIDIA CEO ジェンスン・フアン氏もプレスカンファレンスに駆け付ける
2018年1月11日 00:38
- 2017年1月9日(現地時間) 発表
米国ネバダ州ラスベガスで開催する世界最大のテクノロジーイベント「CES 2018」。独メルセデス・ベンツは1月9日(現地時間)、2つのディスプレイをコックピットに並べる新しいインフォテイメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」を世界初公開。MBUXは2018年に登場する新型「Aクラス」に搭載される。
会場に展示されたMBUXは、コックピットに並べられた2つのディスプレイに、2つの7インチ(17.78cm)ディスプレイ、1つの7インチディスプレイと1つの10.25インチディスプレイ、最大1920x720ピクセル(200dpi)の解像度で表示する2つの10.25インチディスプレイ(26 cm)と、3つのバリエーションで計器などを表示。
ディスプレイの表示はタッチスクリーンによる操作のほか、メカニカルなタッチコントロールボタンやタッチパッドからも操作が可能。
ハードウェア/コンピュータは、基本グラフィックスチップに「NVIDIA Reilly PX(ヘッドユニットミッド/エントリー)」、トップグラフィックスチップに「NVIDIA Parker 128(ヘッドユニット ハイ)」を採用。
オペレーティングシステムは「Linux」で、ソフトウェアでは、ナビゲーションマップのデータソースにHere、音声制御のデータソースはNuance、天気のデータソースはForeca、Autonaviを採用する。
インターフェースはUSB 2.0やUSB 1.1、USB タイプC、Bluetooth、NFCに対応。モバイルデバイスとは、スマートウォッチの「watchOS」「Android Wear 2.0」、スマートフォン「Apple CarPlay」「Google Android Auto」「Baidu CarLife(中国)」に対応する。そのほか、LTEの通信モジュール、フロントカメラ、ヘッドアップディスプレイを備える
会場で行なわれたプレスカンファレンスでは、Daimler AGのOla Kallenius氏、Gorden Wagener氏、Sajjad Khan氏が登壇して、MBUXで実現する新しいユーザーエクスペリエンスについて説明した。また、同プレスカンファレンスの会場にはグラフィックスチップを提供するNVIDIA CEO ジェンスン・フアン氏が革ジャン姿で駆け付けていた。
なお、メルセデス・ベンツブースでは「MBUX」のほか、「コンセプト EQA」「スマートビジョン EQ fortwo」「メルセデスAMG プロジェクト1」などが展示されている。