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【鈴鹿ファン感 2018】鈴鹿10H開催など「4輪レースのエポックとなる年にしたい」とモビリティランド 山下社長

F1日本GPで一部パドックエリアに入れる「F1インフィールド」発売など、5つのFUN

2018年3月10日~11日 開催

Webからのプリントアウトなどで入場無料

モビリティランド取締役社長 山下晋氏

 鈴鹿サーキットで開催している「2018 モータースポーツファン感謝デー」(3月10日~11日開催)で3月10日、鈴鹿サーキットを運営するモビリティランド取締役社長 山下晋氏が記者会見。10月5日~7日に開催される「鈴鹿F1日本グランプリ30回記念大会」などに向けた取り組みを話した。

 会見で山下氏は、鈴鹿F1日本グランプリ30回記念大会に向けて「5つのFUN」を用意したことを紹介。1つめのFUNとして「Legend F1 30th Anniversary Lap」を実施。過去の30回の大会でインパクトを残したマシンが15台以上、ゲストも10名を超える規模で参加してデモンストレーションランを行なうという。

 山下氏は「過去にないレジェンドマシンの走行をF1で実現したい。FOMも鈴鹿の30回大会に向けて全面的に協力してくれるという言葉もあり、金土日の期間に走る機会を設けようと考えている。また、ドライバーについても可能な限り多くのドライバーに来ていただきたいと思っている」と話した。

 2つめと3つめのFUNとして、Legend F1 30th Anniversary Lapの出走マシンやゲストドライバーによるトークショーやサイン会が行なわれるエリア「Legend F1 30th Anniversary Exhibition」の設置に加えて、パドックエリアに設置される「Legend F1 30th Anniversary Exhibition」へアクセスできる特別パス「F1インフィールド」(1万円/日)を販売することを明かした。

「F1インフィールド」はF1の1部パドックエリアに入れるパスと言い、山下氏は「F1のパドックエリアはものすごくハードルが高く、何十万円のチケットを購入していただかなければならず、そのハードルをダイナミックに下げたいと考えている。インフィールドにマシンを展示してお客さまに入っていただけるシステムを考えたい」と話した。

 さらに、4つめのFUNとしてチケットに関しては子ども(3歳~中学生)については全席3000円とした。山下氏は「当時10歳だった佐藤琢磨選手が、1987年のF1日本グランプリに来場されて“F1ドライバーになりたい”という思いを抱かれたという話は皆さんご存知の話。我々はそういった子供たちに1人でも多く鈴鹿の30回大会を観ていただきたい」と話した。

 最後に5つめのFUNとして、10月8日までの期間、FOM公認となる史上初の謎解きイベント「Formura1×リアル謎解きゲーム~伝説のF1マシンの謎を解け~」の開催などF1日本GPを盛り上げていく。

 また、会見では鈴鹿サーキットで初開催する10時間の耐久レース「第47回 サマーエンデュランス『鈴鹿10時間耐久レース(SUZUKA 10 HOURS)』」についても触れ、山下氏は「先日、第1次のエントリーを発表しましたが我々の想定以上にエントリーしていただいている。現時点、アウディ、ベントレー、メルセデス、ポルシェといった海外チーム、日本のGT300、S耐のチームを含めて多くのエントリーがあり、現時点調整中のチームも含めると我々が目指すフルグリッド50台に近いカタチで開催できる」との見通しを示した。

 会見の締めくくりに、山下氏は「初開催の鈴鹿10Hを含めて、鈴鹿サーキットにとって4輪レースのエポックとなる年にしたい。来年以降に続く年にしたい」と新たな取り組みへの意気込みを語った。