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トヨタとALBERT、自動運転開発のデータ分析分野で業務提携。トヨタが約4億円を出資
AI技術開発におけるデータ分析プロセス等を強化
2018年5月15日 17:54
- 2018年5月15日 発表
トヨタ自動車とALBERTは5月15日、主に自動運転技術の先行開発分野におけるビッグデータ分析において業務提携するとともに、トヨタがALBERTに約4億円を出資することで合意したと発表。
トヨタはALBERTが5月30日付で第三者割当増資により発行する株式を引き受ける。
トヨタは、これまで自動運転の技術開発を促進するために、2016年1月にTRI(Toyota Research Institute Inc.)を米国に設立、2018年3月に新会社TRI-AD(Toyota Research Institute Advanced Development)を東京に設立するなど、AIを中心とした技術開発を進めている。
ALBERTは、ビッグデータ分析領域におけるデータサイエンティスト集団として、近年では自動運転技術開発における画像解析分野において積極的な展開を進めている企業。
今回両社が提携することにより、トヨタのAI技術開発におけるデータ分析プロセス等を強化することが可能となり、さらなるトヨタの自動運転技術開発の加速が実現できると両社は考えている。
トヨタの先進技術開発カンパニーで自動運転開発を担当する鯉渕健常務理事は「『安全で、スムーズな移動を、全ての方に』というビジョン達成には、AI技術が必須であると考えています。そしてAI技術の性能を引き出すには、大量のデータをうまく扱うことが必要です。今回の連携がトヨタの自動運転技術開発を加速させることを期待しています」とコメント。
ALBERTの松本壮志社長は「自動運転技術開発をはじめとする技術革新が社会に実装され、新たな価値創造がなされるためには、AIおよび機械学習技術を中心とする高度な分析力並びにその実現性を追求するデータサイエンティストが必要不可欠です。今後も当社は、分析の高度化を目的とした、優秀なデータサイエンティスト集団の強化等を通じて『社会に求められる安全な技術革新』を支援してまいります」とコメントしている。