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ボルボ・カーズ、米国初の製造工場「チャールストン工場」設立

今秋に新型「S60」、2021年に新型「XC90」の生産開始

2018年6月20日(現地時間)発表

米国 サウスカロライナ州に設立した、ボルボとして米国初の製造工場「チャールストン工場」

 ボルボ・カーズは6月20日(現地時間)、米国初の製造工場「チャールストン工場」を米国 サウスカロライナ州に設立したと発表した。

 同社は欧州に2つの製造工場と1つのエンジン工場、中国に3つの製造工場と1つのエンジン工場、インドとマレーシアに組立工場を持ち、米国で製造工場を持つのはこれが初。

 チャールストン工場は2015年に着工し、敷地面積は1600エーカー、建物の占有面積は230万平方フィート。工場がフル稼働した場合、年間15万台の車両を生産する能力を持つという。今秋には、ボルボの中大型車プラットフォーム「SPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)」をベースにしたミッドサイズ・スポーツセダンである新型「S60」の生産を開始し、2021年から次世代大型SUV「XC90」を生産することが明かされている。

チャールストン工場では今秋に新型「S60」、2021年に新型「XC90」の生産を開始

 ボルボ・カー・グループ 代表取締役社長兼CEOのホーカン・サムエルソン氏は今回の発表について、「チャールストン工場は、米国をボルボの第3の市場として確立させる役割を担っています。セダン・セグメントおよびSPAは、収益性向上への実績があり、米国のみならず世界のボルボ・カーズにとって大きな成長の機会を提供するでしょう」とコメント。

 また、ボルボ・カー・アメリカの代表取締役社長兼CEOであるアンダース・グスタフソン氏は、「ボルボ初の米国工場の開設は、とても重要な出来事です。ボルボの米国での事業は順調に発展しており、ボルボ車は栄誉ある数々の賞を受賞しています。サウスカロライナ州のこの新しい製造施設は、ボルボ・カーズと同地域の両方にとって、大きな資産となることでしょう」と述べている。