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WEC車両ベースのポルシェ「919ハイブリッド Evo」、ニュルブルクリンク北コースで5分19秒55の新記録樹立

956Cでマークした6分11秒13のラップタイムを35年間ぶりに更新

2018年6月29日(現地時間)記録更新

ポルシェ 919ハイブリッド Evoのオンボード映像(5分48秒)

 独ポルシェAGは6月29日(現地時間)、同日の朝にWEC(FIA世界耐久選手権)参戦車両「919ハイブリッド」をベースにするEvoバージョンが、ニュルブルクリンク 北コースで5分19秒55のラップタイムを記録したことを発表した。

 今回、ドライバーを務めたのはこれまでル・マン24時間レースで2度の総合優勝を果たし、2017年のWECドライバータイトルを獲得したティモ・ベルンハルト選手。この結果によって同コースでの新記録が樹立されたことになり、同時に1983年5月28日にシュテファン・ベロフ氏が956Cで樹立した6分11秒13を35年間ぶりに更新したことにもなる。

ポルシェ 919ハイブリッド Evoがニュルブルクリンク 北コースで5分19秒55のラップタイムを記録

 なお、同モデルは4月9日(現地時間)にベルギーのスパ・フランコルシャンでもトラックレコードを樹立。従来の記録を0.783秒短縮し、1分41秒770で周回した。車両の概要については関連記事を参照いただきたい。

ニュルブルクリンク 北コースを走行する919ハイブリッド Evo
ティモ・ベルンハルト選手