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デンソーテン、「次世代プレミアムサウンドシステム」が新型「クラウン」に採用

ホームオーディオ技術を応用した16スピーカーと12chオーディオアンプシステム

2018年7月5日 発表

次世代プレミアムサウンドシステム

 デンソーテンは7月5日、同社の「次世代プレミアムサウンドシステム」がトヨタ自動車の新型「クラウン」に「トヨタプレミアムサウンドシステム」として採用されたと発表した。

 次世代プレミアムサウンドシステムは「原音に対して正確な音の再生+立体空間再生」をコンセプトに開発が行なわれ、16個のスピーカーと12chオーディオアンプで構成。信号処理技術やスピーカー自体の材質・形状の設計など、ホームオーディオ事業で培ったノウハウをソフトとハードの両面で応用した。

 システムは、車室内で発生する音の乱れを整える信号処理をアンプ部で行ない、元となる音源を正確に再現。立体空間再生として、車室内に最適レイアウトされた計16個のスピーカーにより、広がり感や明瞭感のあるリアルな音響空間を演出するという。

信号処理プロセス
音の補正イメージ
スピーカー搭載位置

 これらの技術による上質なホームオーディオで聴いているような明瞭度の高い音質が評価され、6月26日に発売された新型クラウンに「トヨタプレミアムサウンドシステム」として採用。さらに、10個のスピーカーと8chオーディオアンプで構成される「クラウン・スーパーライブサウンドシステム」にもデンソーテンのオーディオシステムが採用されたという。