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デンソーテン、ドラレコ内蔵カーナビ「録ナビ」2020年モデル。前後同時記録対応であおり運転の不安を軽減
Wi-Fi接続による自動地図更新は2022年10月末まで無償
2019年10月11日 07:00
- 2019年11月上旬 順次発売
- オープンプライス
デンソーテンは、「ECLIPSE(イクリプス)」カーナビゲーションシステム「AVN」の新商品として、ドライブレコーダー内蔵モデルの「Dシリーズ」、ベーシックモデルの「Rシリーズ」、特定販路向けモデルの「Pシリーズ」の3シリーズ6機種を11月上旬より順次発売する。価格はオープンプライス。
ドライブレコーダー内蔵ナビのDシリーズ「AVN-D10」「AVN-D10W」には、200万画素カメラと業界最大級の1/2.7型CMOSイメージセンサーを搭載するドラレコを採用。フルHD映像で記録が可能なほか、「HDR(ハイダイナミックレンジ)合成技術」によって、逆光や夜間に発生する白飛びや黒つぶれを防ぎ、これまで映しきれなかった光と影を鮮明に記録するという。
商品名 | 型名 | 価格 | 発売日 |
---|---|---|---|
Dシリーズ(ドライブレコーダー内蔵)メモリーナビゲーション内蔵 SD/DVD/Bluetooth/Wi-Fi/地上デジタルTV 7型WVGA AVシステム | AVN-D10 | オープン | 11月上旬 |
AVN-D10W | |||
Rシリーズ(ベーシック)メモリーナビゲーション内蔵 SD/DVD/Bluetooth/Wi-Fi/地上デジタルTV 7型WVGA AVシステム | AVN-R10 | ||
AVN-R10W | |||
Pシリーズ(特定販路向け)メモリーナビゲーション内蔵 SD/DVD/Bluetooth/Wi-Fi/地上デジタルTV 7型WVGA AVシステム | AVN-P10 | ||
AVN-P10W |
本体とカメラは分離型で、取り付けについてはドラレコ本体をAVNに内蔵するとともに、GPSアンテナやマイクをAVNと共用しており、追加で取り付けるのは付属の小型カメラのみとした。
また、別売のバックアイカメラを組み合わせることで、前方だけでなく後方も記録可能とし、前方カメラと同様に「常時記録」「イベント記録」「手動記録」の3つの記録に対応。あおり運転や追突事故など車両後方に関する不安の軽減を目指した。
そのほか、Dシリーズ、Rシリーズ、Pシリーズ共通の特徴として、自動地図更新などの「つながるナビ」機能をWi-Fi接続で利用可能とした。手持ちのスマートフォン(AVNとあらかじめWi-Fi接続が必要)を介して「AVN」とイクリプスのセンターサーバーをつなぐ、つながるサービスとして、毎月、新しく開通した道路の差分情報を自動で更新する「自動地図更新」や「サーバー情報検索」「目的地周辺駐車場検索」をWi-Fi接続で利用可能。(自動地図更新の利用期間は2022年10月末まで)
さらに、Dシリーズではドラレコの録画データをWi-Fi接続によりスマホへ転送可能。スマホに保存したデータはSNSなどで楽しむことができるという。
新製品の企画意図について、同社は「昨今、ドライブレコーダーの映像が重要になる事件・事故が多く、一般消費者の間でもドライブレコーダーへの関心が高まっています。最近では、あおり運転などに関連して後方の不安を軽減するために、前だけでなく後方の記録も求められています。当社はAVNにドライブレコーダーを内蔵した、前後同時記録ができる『録ナビ』を2016年より発売しています。発売以来、安心と快適さを追求し続け、多くのお客様にご好評いただき、ロングセラー商品となっています。今回の新商品は、最新の地図SDカードを付属し、自動地図更新の無償利用期間を2022年10月末までといたします。引き続きより多くのお客様に安心で快適なモビリティライフを提案できる商品を提供してまいります」とコメントしている。