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デンソーテン、ドラレコ内蔵カーナビ「録ナビ」2021年モデル

11月上旬発売。ベーシックなRシリーズ「AVN-R10」「AVN-R10W」、特定販路向けPシリーズ「AVN-P10」「AVN-P10W」も

2020年11月上旬 発売

オープンプライス

 デンソーテンは、「ECLIPSE(イクリプス)」カーナビゲーションシステム「AVN」から、ドライブレコーダー内蔵「録ナビ」のDシリーズ「AVN-D10」「AVN-D10W」、ベーシックなRシリーズ「AVN-R10」「AVN-R10W」、特定販路向けPシリーズ「AVN-P10」「AVN-P10W」といった3シリーズを、11月上旬より発売する。いずれも7型WVGAディスプレイを採用し、価格はそれぞれオープンプライス。

“ドライブレコーダー内蔵カーナビ”Dシリーズ

 ドライブレコーダー内蔵カーナビのDシリーズでは、前方だけでなく「バックアイカメラ」を採用することで後方も記録、あおり運転や追突事故など車両後方に関する不安を軽減させた。前後カメラで「常時記録」「イベント記録」「手動記録」の3つの記録に対応する。

 撮影画像はカーナビゲーションやスマートフォンの画面で確認可能。「もしもの時にすぐ見たい」「風景の撮影後にすぐ見たい」「後で思い出に浸りたい」といったさまざまなニーズを、「画像」「地図」「リスト」の3タイプの選択画面を用意、AVNの大画面を生かしたインターフェースにより直感操作で映像を再生できるようにした。

 搭載するドライブレコーダーは、200万画素カメラと1/2.7型CMOSイメージセンサーを採用して、フルHDによる高画質で視認性の高い映像を可能にした。また「HDR(ハイダイナミックレンジ)合成技術」によって、逆光や夜間に発生する白飛びや黒つぶれを防ぎ、これまで映しきれなかった光と影を鮮明に記録する。

 ドライブレコーダー本体はAVNに内蔵されるとともに、GPSアンテナやマイクをAVNと共用しているため、追加で取り付けるのは付属の小型カメラのみ。スッキリとした取り付けで前方の視界を妨げないとしている。

「見やすい」「扱いやすい」「迷わない」“直感的な操作性”を目指したDシリーズ/Rシリーズ/Pシリーズ

 Dシリーズ/Rシリーズ/Pシリーズでは、カーナビとオーディオで最も必要とされる情報を精査して一画面にレイアウト。案内に必要な道路や文字を目立たせつつもシンプルで見やすい画面に仕上げた。

 操作性についてはトリプルコアCPUを搭載することで、動画を再生しながらのカーナビ操作など高負荷がかかる処理もスムーズに行なえるとしている。地図のピンチ操作(拡大・縮小)では滑らかな縮尺切り替えや、メニュー画面では軽快な操作でページの切り替えを可能とした。

 デザインでは、車室内に一体感をもたせるフラットデザインとし、光透過率が高く画質に優れ、高耐久の「静電容量式タッチパネル」を採用。また、「光沢パネル」にすることで色鮮やかな画面にするとともに、引き締まった黒により画質のメリハリ感をアップさせた。

 Bluetooth接続など、複雑な操作もイラストなどで表記。視覚的に分かりやすくサポートさせた。

“つながるサービス「Future Link」”

 Dシリーズ/Rシリーズ/Pシリーズ共通でつながるサービス「Future Link」に対応。手持ちのスマートフォン(予めAVNとWi-Fi接続が必要)を介して「AVN」とセンターサーバーをつなぎ「ECLIPSE」ならではの「つながるサービス」を提供する。

 自動地図更新などの「つながるナビ」機能をWi-Fi接続で利用可能。毎月、新しく開通した道路の差分情報を自動で更新する「自動地図更新」や「サーバー情報検索」「目的地周辺駐車場検索」もWi-Fi接続で利用できる。

 Dシリーズでは、ドライブレコーダーの録画データを、スマートフォンに専用アプリケーションをダウンロードすることでWi-Fi接続によりボタン操作1つで転送可能。スマートフォンに保存したデータはSNSなどで楽しむこともできる。