9月8日~9日(現地時間)、ドイツのニュルブルクリンクのショートコース(3.629km)でDTM 第8戦とFIA F3 シリーズ 第8戦が行なわれた。
2018 DTM 第8戦
ポール・ディレスタ(Mercedes-AMG DTM Team HWA)が186ポイント、ガリー・パフェット(Mercedes-AMG DTM Team HWA)が177ポイント、エドアルド・モルタラ(Mercedes-AMG DTM Team HWA)が138ポイントで迎えた第8戦。レース1とレース2がそれぞれ18台、40周で行なわれた。
ディフェンディングチャンピオン(2017年のチャンピオン)のレネ・ラスト(Audi Sport Team Rosberg)がレース1とレース2ともダブルポールポジションを獲得してダブル優勝。ポイントランキングでも、ノーポイントに終わったエドアルド・モルタラを抜いて、149ポイントでこれまでの7位から3位に浮上した。
レース1の順位は、優勝はレネ・ラスト、2位はブルーノ・スペングラー(BMW Team RBM)、3位はガリー・パフェット。
レース2の順位は、優勝はレネ・ラスト、2位はポール・ディレスタ、3位はマルコ・ウィットマン(BMW Team RMG)。
ポイントランキングは、ガリー・パフェットが206ポイント、ポール・ディレスタが204ポイント、レネ・ラストが149ポイントの順となる。
ポールポジションからトップを走行するアウディのレネ・ラスト(33番)。メルセデスのガリー・パフェット(22番)が続く サイド・バイ・サイドの走行をするジェミー・グリーン(53番) 4番手のルーカス・アウアー(22番)をテール・トゥ・ノーズ、サイド・バイ・サイドで攻めるマルコ・ウィットマン(11番) 3列で順位争いを展開するティモ・グロック(16番)、オーグスト・ファルフス(15番)、ダニエル・ジュンカデラ(23番) ジョエル・エリクソン(47番)、パスカル・ウェルラン(94番)、ジェミー・グリーン(ゼッケン53番)の10位争い 4位を走行するポール・ディレスタ(3番)のインを取りにいくフィリップ・エンゲ(25番) 両車譲らず接触、ポール・ディレスタは最後尾まで順位を落としてしまう ジェミー・グリーン(53番)とジョエル・エリクソンのサイド・バイ・サイドのバトル ガリー・パフェット(22番)とフィリップ・エンゲ(25番)のサイド・バイ・サイドのバトル パスカル・ウェルランとロビン・フリジン(4番)のサイド バイ サイドのバトル ダメージを負ったジェミー・グリーン(53番)にロビン・フリジンが接触、激しいバトルが続く 終盤、再びポール・ディレスタ(3番)とフィリップ・エンゲ(25番)のバトル ルーカス・アウワー(22番)、オーグスト・ファルフス(15番)のバトル 1コーナーのブレーキングで白煙をあげるルーカス・アウワー、追うオーグスト・ファルフス ジョエル・エリクソン(手前)とロビン・フリジンのサイド・バイ・サイドのバトル 優勝したレネ・ラスト、2位ブルーノ・スペングラー、3位ガリー・パフェット トップのレネ・ラスト(33番)にガリー・パフェット(2番)が続く マイク・ロッケンフェラー(99番)とポール・ディレスタの3位争い マイク・ロッケンフェラー(99番)とマルコ・ウィットマンの5位争い マイク・ロッケンフェラー(99番)とオーグスト・ファルフス(15番)の8位争い ニコ・ミューラー(51番)、ロイック・デュバル(28番)らのバトル マイク・ロッケンフェラー(99番)とオーグスト・ファルフス(15番)が接触、スピンするロッケンフェラー 8位を走行するジョエル・エリクソンを追うガリー・パフェット(2番) シケインでサンドトラップに入ってしまうダニエル・ジュンカデラ(23番) パスカル・ウェルラン(94番)を先頭に続く中盤グループ 2連勝したレネ・ラスト(中央)。左は2位のポール・ディレスタ、右は3位のマルコ・ウィットマン、プレゼンターはFIA 会長のジャン・トッド氏 2連勝したレネ・ラスト(左)、中央は3位のマルコ・ウィットマン、右は2位のポール・ディレスタ 2018 FIA F3シリーズ 第8戦
同時開催されたFIA F3シリーズ 第8戦のレース1とレース2、レース3でもミック・シューマッハ(PREMA Theodore Racing)が3連勝。
ダニエル・ティクタム(Motopark)が222ポイント、ジュリ・ヴィップス(Motopark)が210ポイント、マルカス・アームストロング(PREMA Theodore Racing)が190ポイント、ミック・シューマッハが186ポイントで迎えた第8戦。それぞれ22台、24周で行なわれ、レース1はミック・シューマッハがセカンドグリッドから1コーナーでインを取りトップに立って優勝。ポイントランキング4位から2位に浮上した。
ミック・シューマッハはレース2、レース3ともダブルポールポジションを獲得して、両レースともポールトゥウィンで3連勝。佐藤万璃音(Motopark)は、レース1、レース2ともにリタイアに終わり、レース3は18位だった。
日曜日のトロフィのプレゼンターはDTM、F3ともにFIA 会長のジャン・トッド氏。F3のレース3ではトッド氏と、2017年のF3チャンピオンで2019年はF1出場が決定しているランド・ノリスが務めた。
レース終了後には、DTMでダブル優勝したレネ・ラストと、F3で3連勝したミック・シューマッハの2人がトロフィーを手に記念撮影が行なわれた。
ポイントランキングは、ダニエル・ティクタムが264ポイント、ミック・シューマッハが261ポイント、マルカス・アームストロングが220ポイント、ジュリ・ヴィップス218ポイントの順となる。
第7戦 ザントヴォールトから、Van Amersfoort Racingから出場のソフィア・フロルッシュ レース1で、セカンドグリッドからのスタートでトップを獲るミック・シューマッハ(4番) スタート直後の1コーナーで多重クラッシュにあい、リタイアした佐藤万璃音(33番) スタート直後の1コーナーで多重クラッシュにあい、リタイアしたジェハン・ダルバラ(手前)と、アレックス・パロウ(奥) セカンドグリッドからスタートでトップを獲り、優勝したミック・シューマッハ 優勝のミック・シューマッハ、左は2位のロバート・シャバルツマン、右は3位のダニエル・ティクタム レース2、レース3とダブルポールポジションを獲得したミック・シューマッハ レース2のスタートで、ロバート・シャバルツマン(10番)、ダニエル・ティクタム(27番)を抑えて1コーナーをクリアするミック・シューマッハ スタート直後の1コーナーの進入で多重クラッシュ。浮き上がるジュリ・ビップス(44番) 16番グリッドから順位を上げる佐藤万璃音(33番) 中盤グループの争い。ゼッケン11はサシャ・フェネストラズ 13位争いの1コーナーで他車に接触してしまいストップ。リタイアする佐藤万璃音(33番) レース3のスタートで、ロバート・シャバルツマン(10番)を抑えるミック・シューマッハ(4番) プレゼンターのFIA 会長のジャン・トッド氏からトロフィを受けるミック・シューマッハ ルーキーながら3連続で2位表彰台に上がったロバート・シャバルツマンと握手するランド・ノリス(左) トッド会長と奥さんのミシェール・ヨー氏、ランド・ノリスらと記念撮影するミック・シューマッハら DTMで2連勝したレネ・ラストとF3で3連勝したミック・シューマッハ