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セバスチャン・オジエ選手、2019年のWRCでシトロエン・レーシングに復帰

「シトロエンとともに新しいチャレンジに臨むことに、とても意欲を燃やしている」

2018年9月28日(現地時間)発表

セバスチャン・オジエ(右)/ジュリアン・イングラシア(左)組が2019年のWRCでシトロエン・レーシングに復帰

 シトロエン・トタル・アブダビ・ワールドラリーチームは9月28日(現地時間)、2019年のWRC(世界ラリー選手権)にセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組をチームに迎えることを発表した。

 オジエ/イングラシア組は、2008年のラリーGB(英国)でシトロエン C4 WRCを駆ってWRCトップカテゴリーにデビュー。2010年と2011年のシトロエンのマニュファクチャラーズタイトル獲得に貢献した。今回の移籍により、オジエ選手はフォルクスワーゲン、フォード、シトロエンという3つのマニュファクチャラーで世界チャンピオン獲得に挑むことになる。

C3 WRC

 今回の発表について、シトロエン・レーシング チーム代表のピエール・ビュダール氏は「素晴らしいニュースを発表できてうれしく思います。このニュースの大切な点は、旅や冒険に挑む人たちが、ともに手を携え自分たちの歴史に新しい章を綴る、その情熱で結ばれたことにあります。オジエとイングラシアがチームに戻ってくることを、心から歓迎します。彼らの加入は、チームにとって計り知れないほどの後押しとなるでしょう。チーム全員のモチベーションは、これまでにないほど高まっています。再びパートナーとして協力することが、われわれの歴史に新しい1ページを加え、シトロエンのブランドを高めることに確実につなげられると思います。そのために、すでにさまざまなことに対して全力で取り組み、万全を期しています。まさに最高の気分です!」とコメントを発表。

 また、オジエ選手は「シトロエンとともに新しいチャレンジに臨むことに、とても意欲を燃やしています。このチームが、WRCに参戦するチャンスを最初に与えてくれました。それを忘れたことはこれまで1度もありません。ですから、チームに復帰するのがとにかく待ち切れません。私がこの決断を下すに至っては、いくつもの複雑な要素が入り組んでいました。この数年、とてもいい仕事を果たしてきた人々と引き続き一緒に働くという選択肢も捨てがたいものでしたし、3つめのマニュファクチャラーで世界チャンピオンになるというチャレンジに挑むチャンスにも心惹かれました。もちろん、ラリーは戦ってみなければ分かりませんが、このC3 WRCには間違いなくポテンシャルがあるということ、そしてサトリ―のファクトリーにいる人たちのことを心から信頼しています。それで心を決めました」と心境を語っている。

「チームに復帰するのがとにかく待ち切れません」とオジエ選手