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トヨタ、専用6速MT搭載の2代目「マークX“GRMN”」受注開始。350台限定で513万円

全252か所にスポット溶接打点の追加や、BBS鍛造ホイールなど専用装備

2019年1月11日 受注開始

513万円

2代目「マークX“GRMN”」

 トヨタ自動車は1月11日、TOYOTA GAZOO Racingが手掛ける350台限定モデル「マークX“GRMN”」の受注を開始した。正式発売は3月11日で、全国に展開するTOYOTA GAZOO Racingの地域拠点「GR Garage」(GR ガレージ)での販売となる。価格は513万円。

 同モデルは、1月11日に幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で開幕した「東京オートサロン 2019」で展示されている。

マークX“GRMN”のボディサイズは4795×1795×1420mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2850mm。ベースモデルの「350RDS」から25mm長く、15mm低いスペック。車両重量はともに1560kgとなっている
マークX“GRMN”のイメージ動画(3分16秒)

 専用6速MTを採用するマークX“GRMN”は、2015年に100台限定で発売。今回のモデルは2代目となり、2016年のマイナーチェンジで追加されたスポーツグレード「350RDS」をベースに「FRセダンのマニュアル車」ならではのパフォーマンスを追求した。

 快適なシフト操作を実現するために、リアデファレンシャルギヤ比の変更や操作系のチューニングを実施し、トランスミッションとのマッチングを図るためエンジンの出力制御特性などの専用チューニングを施した。また、数々のスポーツモデルを作り上げた元町工場で全252か所におよぶスポット溶接打点の追加をはじめ、新開発のアブソーバーを用いた専用サスペンションやEPS(電動パワーステアリング)のチューニングが行なわれている。

 エクステリアではフロントバンパーなど光輝部品加飾のダーク化、4本出しマフラー(大型バッフル)、BBS製の19インチ鍛造アルミホイール&前後異サイズタイヤといった専用装備をはじめ、リアスポイラー、ブレーキキャリパー(ホワイト塗装、対向4ピストンキャリパーのフロントのみGRロゴ付)&スポーツブレーキパッドといった、GRセダンの頂点にふさわしいパーツを採用した。

 また、ルーフパネルにCFRP素材を用いて軽量化を図った「カーボンルーフパネル」をオプション(27万円)で設定。重心上部で10kgの軽量化を図ることで重心を下げ、より俊敏な走りを楽しむことができるという。

 ボディカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン(オプション)」「シルバーメタリック」「ブラック」「プレシャスブラックパール(オプション)」「ダークレッドマイカメタリック」の全5色を設定する。

エクステリアではフロントバンパーなど光輝部品加飾のダーク化、4本出しマフラー、BBS製の19インチ鍛造アルミホイール&前後異サイズタイヤ(フロント:235/40 R19、リア:255/35 R19)といった専用装備が与えられる
V型6気筒DOHC 3.5リッター「2GR-FSE」型エンジンは最高出力234kW(318PS)/6400rpm、最大トルク380Nm(38.7kgfm)/4800rpmを発生

 インテリアではカーボン調加飾とピアノブラック塗装を組み合わせたインストルメントパネル、ウルトラスエード表皮の専用スポーツフロントシートなどを装備する。

専用スポーツフロントシートなどを装備するブラックを基調にしたインテリア