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フィアット、1.3ターボの新世代エンジン搭載など「500X」を改良

エントリーモデルは298万円

2019年5月18日 発売

500X(受注生産):298万円

500X Cross:334万円

「500X」

 FCA ジャパンは、フィアットのコンパクトSUV「500X(チンクエチェント エックス)」に新世代1.3リッターターボエンジンを搭載した改良モデルを5月18日に発売する。日本導入するのはエントリーモデル「500X」(受注生産)と装備を充実させた「500X Cross」の2タイプ。価格は500Xが298万円、500X Crossが334万円。

 両モデルで最高出力111kW(151PS)/5500rpm、最大トルク270Nm(27.5kgfm)/1850rpmを発生する直列4気筒1.3リッターターボエンジンを搭載。トランスミッションは6速DCTを組み合わせて、駆動方式は2WD(FF)を採用する。

 新たに搭載される新世代エンジンはオールアルミ製となり、燃焼室形状の最適化や独自技術「MultiAir」の進化により、最高出力は従来モデル比で11PS増、最大トルクは20Nm増を実現させた。また、WLTCモード燃費値は13.5km/Lと、従来の1.4リッターターボエンジンに比べて約10%向上(欧州計測参考値)させている。

 エクステリアでは前後バンパーを一新。SUVらしさを強調するクロススタイルを採用して、親しみやすいデザインの中にも力強さを表現した。

 500X Crossに採用する新デザインのヘッドライトでは、ドライビングライトやリアコンビネーションランプをLED式へ変更。フィアット 500ファミリーのシンボルである「500」のロゴをモチーフにしたデザインを採用して、デイタイムドライビングライトやポジショニングランプは上下で分割されている。

 装備では、レザーステアリングホイールや前席シートヒーター、クルーズコントロール、デュアルゾーン式フルオートエアコン、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応した7インチタッチパネルモニター付のインフォテインメントシステム「Uconnect」、クラッシュミティゲーション(衝突被害軽減ブレーキ)付の前面衝突警報、車線逸脱警報、リアパーキングカメラなどを全車標準採用した。

 さらに、500X Crossでは、LEDヘッドライトやレザーシート(前席8ウェイパワーシート付)、パドルシフト、アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットモニター、フロントパーキングセンサーなど、長距離でも快適にドライブを楽しめる機能を充実させた。