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総合福祉展「バリアフリー2019」で展示された自動車メーカー以外の福祉車両
ヤマハブースでは世界初搭載の「片流れ制御」体感コーナーも
2019年4月19日 21:16
- 2019年4月18日~20日 開催
- 入場無料(登録制)
インテックス大阪(大阪府大阪市)で4月18日~20日、総合福祉展「バリアフリー2019」が開催されている。入場料は無料で、イベントの公式Webサイトに用意された入力フォームや会場で用紙に記入する登録制。
国内自動車メーカー5社の展示車両などについては関連記事の「総合福祉展『バリアフリー2019』が開幕。国内5メーカーの福祉車両をチェック」ですでに紹介しているが、5社以外のブースでも福祉車両としての装置などを追加した4輪モデルを展示していたので、本稿でまとめて紹介する。
ヤナセオートシステムズ/ヒカル自動車工業
4号館の330/332小間では、隣り合うヤナセオートシステムズとヒカル自動車工業が合同展示を実施。ヤナセはイスラエル製の車いす収納ロボットアーム「TMN R11」を装着した「Cクラス ステーションワゴン」を展示。ヒカル自動車は同社が取り扱うさまざまなアイテムを装着した先代「シエンタ」を展示している。
ヤマハ発動機
ヤマハ発動機のブースでは、2014年6月に発売した電動アシスト車いすの完成車「JWスウィング」を展示し、ブース内の特設スペースでJWスウィングが世界初の機能として採用した「片流れ制御」を体験できる。特設スペースは片側を高めて右肩下がりとしており、制御をOFFにしていると両輪が同じようにアシストされ、直進しようとしても右側に曲がっていってしまう。しかし、片流れ制御をONにすると車いすの傾きが検知され、その状態でも車いすが直進可能になることをアピールした。
丸菱工業
クルマのシートなどを製造している丸菱工業のブースでは、展示された「ハスラー」の助手席に、同社の後付け式助手席回転シート「らくらく快転シート」を装着して展示。初期モデルはレカロとのコラボレーションで普通車向けの助手席回転シートを用意していたが、軽自動車のニーズが高いことを受け、シートをコンパクト化して軽自動車にも設置可能な第2弾がラインアップに追加されている。