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【バリアフリー 2018】初公開の「N-BOX スロープ仕様」などの福祉車両、「ホンダ 歩行アシスト」や陸上競技用車いすなどを紹介するホンダブース

ホンダアクセス製「オートサイドステップ」装着車も

2018年4月19日~21日 開催

入場無料(登録制)

4月20日に発売される新型「N-BOX スロープ仕様」

 インテックス大阪(大阪府大阪市住之江区)で4月19日~21日の3日間、西日本最大級の総合福祉展「バリアフリー 2018」が開催されている。入場料は無料で、イベントの公式Webサイトに用意された入力フォームや会場での入場登録が必要となる。

 3号館の3-501にあるホンダブースでは「フィット」「フリード」「ステップワゴン」をベースとした福祉車両などに加え、2017年8月にフルモデルチェンジした新型「N-BOX」がベースの「N-BOX スロープ仕様」が初公開された。展示されたN-BOX スロープ仕様は、2WD(FF)車と4WD車、カスタムの2WD(FF)車の3種類。

 このほかにもホンダブースでは、ホンダがヒューマノイドロボット「ASIMO」の開発で培った歩行理論を応用し、歩行能力が低下した人のリハビリ補助をサポートする歩行訓練機器「ホンダ 歩行アシスト」や、障がいを持つ人がクルマの運転再開に向けた能力評価サポートなどで活用されている簡易型4輪ドライビングシミュレーターの「ホンダ セーフティナビ」、運転補助装置モジュール、八千代工業製の「陸上競技用車いす」などを出展している。

N-BOX スロープ仕様

N-BOX スロープ仕様(FF)
N-BOX スロープ仕様(4WD)
N-BOX カスタム スロープ仕様
車いすを収納した後、スロープを直立状態で固定してリアハッチを閉める
折りたたまれたアルミスロープは、水平に固定されてフロアパネルとして機能
車いすの搭載時には直立状態で固定
スロープの突出長は1365mm
キャビン後方に固定した車いすに人が座った状態
車いすを車内に引き入れる電動ウインチはフロントシート下に設置。先代にあたる「N-BOX+」よりもウインチ自体が小型化され、前方に移動したことでリアシートに座った人の足下に余裕ができた
電動ウインチなどの操作パネルは、ラゲッジスペースの左側面にレイアウト
電動ウインチを操作するリモコンは、ベルトで車いすのハンドルに固定できるようになっている
リアハッチは「フリード+」のようにバンパーまで一体で開くスタイル。これによってアルミスロープが低い位置から浅い角度で開く設計を可能にしている。その分リアハッチが長くなり、既存モデルでは操作ノブをナンバープレート上のガーニッシュ裏に隠していたが、そのままだと操作する人の足に当たってしまうことからノブが低い位置に移動した
後席シートバック下側のパネルを取り外し、車いすの前輪が収まるスペースを確保。N-BOX+では左右で形状が異なっていたが、同じ形状でどちらにも固定可能なスタイルに変更された
アルミスロープを直立状態で固定するロック

フリード+ 車いす仕様車(ホンダアクセス製「オートサイドステップ」装着)

フリード+ 車いす仕様車(ホンダアクセス製「オートサイドステップ」装着)

フリード 助手席リフトアップシート車

フリード 助手席リフトアップシート車

ステップワゴン 車いす仕様車(2・3列目乗車タイプ、ホンダアクセス製「オートサイドステップ」装着)

ステップワゴン 車いす仕様車(2・3列目乗車タイプ、ホンダアクセス製「オートサイドステップ」装着)

ステップワゴン スパーダ サイドリフトアップシート車

ステップワゴン スパーダ サイドリフトアップシート車

フィット 助手席回転シート車(「Honda・テックマチックシステム Dタイプ」装着)

フィット 助手席回転シート車(「Honda・テックマチックシステム Dタイプ」装着)
運転席にHonda・テックマチックシステム Dタイプを装着
助手席回転シートの作動イメージ
ホンダブースの車両展示風景
「ホンダ 歩行アシスト」は装着体験も行なわれていた
八千代工業製の陸上競技用車いす
簡易型4輪ドライビングシミュレーターの「ホンダ セーフティナビ」
「ホンダ フランツシステム」などの運転補助装置モジュールのデモ機も並ぶ
初日の4月19日には、Car Watchでも試乗インプレッションやコラムの執筆を担当しているモータージャーナリストのまるも亜希子氏がゲスト参加。N-BOXの開発者である白土清成氏とのトークショーも実施された