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【インディ500 2019】最後の練習走行「カーブ・デイ」で佐藤琢磨選手が3番手!!

恒例のピット・ストップ・チャレンジはマーカス・エリクソン選手が優勝

2019年5月26日(現地時間) 決勝開催

最後の練習走行に向けピットレーンを走行する佐藤琢磨選手

 北米の最高峰モータースポーツ・シリーズ「NTT INDYCAR SERIES(インディカー・シリーズ)」第6戦となる「第103回 インディアナポリス500マイル・レース」(103RD RUNNING OF THE INDIANAPOLIS 500、インディ500)が、米国インディアナ州の州都インディアナポリス市にあるインディアナポリス・モータースピードウェイ(IMS)で5月14日~26日の13日間にわたって開催されている。

最後の練習走行で佐藤琢磨選手が3番手に

 24日(現地時間)には、決勝前の最後の練習走行「ミラー・ライト・カーブ・デイ」が行なわれた。各チームともに、決勝に向けた最終確認を行なう最も重要な練習走行となる。

トラフィック(集団)の中でロングランを行ない、決勝レースに向けたマシンを仕上げていく
タイヤの空気圧を調整するメカニック
リアサスペンションのスプリングを交換するメカニック

 この日トップタイムを記録したのは、A.J.フォイトの14号車 トニー・カナーン選手で、デイル・コインの19号車 サンティノ・フェルッチ選手が0.0054秒差で続いた。レイホール・レターマン・ラニガンの30号車をドライブする佐藤琢磨選手もトップから0.0087秒差の3位につけており、決勝に向けて順調にセットアップが進んでいるようだ。

この日、トップタイムを記録したA.J.フォイトの14号車トニー・カナーン選手

ピット・ストップ・チャレンジ

カーブ・デイ恒例のイベント「ピット・ストップ・チャレンジ」

 お昼休みを挟んだ午後、恒例のイベント「ピット・ストップ・チャレンジ」が開催され、佐藤琢磨選手を含む9台が参加した。2台のマシンがピットレーンをスタンディングスタートで並走し、タイヤ交換と給油を行なって、ゴールを駆け抜けるまでのタイムを競う。

 同イベント初優勝を目指す佐藤選手は、準々決勝の2組目に登場。インディ500で使用する黄色い特別カラーではなく、今シーズンの通常のレースで使用している青いマシンで参加。タイヤ交換までは互角だったが、そこからの立ち上がりで差がつき、アロー・シュミット・ピーターソンの5号車ジェームス・ヒンチクリフに僅差で敗れた。

佐藤選手は普段のレースで使用している青いマシンで参加
電動キックボードでマシンとチームスタッフを追いかける佐藤選手
各チーム、7名のチームスタッフとドライバーが力を合わせて戦う
タイヤ交換を終え、ジャッキを下ろしたところまでは互角
加速が鈍り、佐藤選手(右)は準々決勝で敗退

 決勝に進んだのは、アロー・シュミット・ピーターソンの7号車 マーカス・エリクソン選手とチップ・ガナッシの9号車 スコット・ディクソン選手。決勝は3回勝負。2勝1敗で戦いを制したのはマーカス・エリクソン選手だった。

決勝はレーンを入れ替えながらの3回勝負
2勝1敗でマーカス・エリクソン選手が勝利
チームスタッフと喜びを分かち合うエリクソン選手