ニュース

三菱自動車、ラグビートップリーグ「三菱重工相模原ダイナボアーズ」カラーのデリカD:5 ラッピングカー公開

「デリカD:5のように力強くシーズンを乗り切っていきたい」と土佐誠キャプテン

2019年6月20日 開催

三菱重工相模原グラウンドで「デリカD:5」特別ラッピングカーを公開

 三菱自動車工業は6月20日、三菱重工相模原グラウンド(神奈川県相模原市中央区田名)においてジャパンラグビー トップリーグ「三菱重工相模原ダイナボアーズ」仕様の「デリカD:5」特別ラッピングカーを報道陣に公開。これに合わせて、ダイナボアーズ関係者が今季の意気込みなどを語った。

 三菱重工相模原ダイナボアーズは1971年に創部し、今シーズンから12季ぶりにトップリーグへの昇格を果たしたラグビーチーム。三菱自動車は同チームに対し、デリカD:5の特別ラッピングカーをサポートカーとして提供するなど支援を行なうことを発表していた。この日公開されたサポートカーのボディカラーにはダイナボアーズおよび相模原市のシンボルカラーであるグリーンをイメージさせるエメラルドブラックパールが採用され、ボンネット、左右ボディサイド、テールゲートにはダイナボアーズのロゴマークをあしらわれていた。

エメラルドブラックパールカラーのデリカD:5サポートカー
サポートカーのボンネット、左右ボディサイド、テールゲートにダイナボアーズのロゴマーク

デリカD:5のように力強くシーズンを乗り切っていきたい

 当日はダイナボアーズのゼネラルマネージャー 石井晃氏、2018年から同チームのヘッドコーチを務めるグレック・クーパー氏、キャプテンの土佐誠選手が登壇して挨拶を行なった。

三菱重工相模原ダイナボアーズ ゼネラルマネージャー 石井晃氏

 はじめに登壇した石井氏はダイナボアーズの概要を紹介し、「ダイナボアーズは2007年以来、12年ぶりにトップリーグに復帰しました。ワールドカップ日本大会が開催されるタイミングでトップリーグで戦えることは非常に嬉しく思っています。ダイナボアーズは1971年に創部しまして、以降2000年に当時の最高峰リーグである東日本社会人リーグに昇格、2007年にトップリーグ昇格しています。ただ、残念ながらいずれも勝利することなく1年で降格となりました。前回の昇格はいのしし年だったのですが、今回もいのしし年ということで縁を感じています。これまで7回の入れ替え戦を戦い、7回目でようやく勝利して昇格となったわけですが、この間、会社も継続してサポートしてもらい、さらに地域、あるいはパートナーの皆さまがダイナボアーズを応援してくれて、今回昇格して喜びを分かち合えたのを非常に嬉しく思っています」とコメント。

 また、今季については「ダイナボアーズはここにいるグレック・クーパーヘッドコーチをはじめ、総勢52名の部員で戦います。これまではトップリーグへの昇格が最大の目標でしたが、今回トップリーグで一番下からのスタートとなりますが存在感を示せるチームにしていきたいと考えています」と目標を語るとともに、デリカD:5の特別ラッピングカーについて「今回のデザイン、ダイナボアーズの名前の由来にもなりますがダイナミックな動きというのを取り入れており、先ほど試乗させていただいたのですが乗りやすかったですし、そういった意味ではキビキビとした走りができました。デザインも精悍で個人的に気に入っていますし、先ほど試乗した時に街の人にも注目してもらえました。ダイナボアーズ、デリカD:5ともどもどんどんと情報を発信していきたいと思います」と述べた。

三菱重工相模原ダイナボアーズ グレック・クーパーヘッドコーチ

 一方、グレック・クーパーヘッドコーチは「今シーズンがいよいよ始まりますが、12年ぶりのトップリーグということでとてもエキサイティングな気持ちになっています。選手たちが集まってから約4週間になりますが、初日から選手たちは頑張ってきました。今週末のトヨタ戦(6月23日にトヨタ自動車ヴェルブリッツといわぎんスタジアムで戦う)は楽しみにしていた1戦になりますし、選手たちが本当にいいパフォーマンスを出して『われわれはチームとしてトップリーグで戦えるんだ』ということを証明したいと思います」。

「今回、三菱自動車という有名な会社にこういう風にサポートいただけるのはとても感謝しています。私はニュージーランド出身なのですが三菱自動車は有名なクルマブランドで、これだけ素晴らしい会社に支援いただけることに感謝しています。会社や三菱自動車に恩返しできるようにトップリーグで活躍したいと思います」と意気込みを語った。

三菱重工相模原ダイナボアーズ キャプテン 土佐誠選手

 また、キャプテンの土佐誠選手は「現在、選手たちは自信に満ち溢れていて、いいシーズンのスタートを切れているかなという状況です。そんな中で三菱自動車さまにサポートいただき、チームとして感謝していますし、クルマのコンセプトからしても力強さと機動力を兼ね備えいるというのは、私たちのチームのコンセプトと非常にマッチしていると思います。チームカラーをサポートカーに取り入れていただいたことは、同時に相模原を代表することにもなります。このサポートを無駄にしないよう、これからも頑張っていきたいと思います。デリカD:5のように力強くシーズンを乗り切っていきたいと思います」と抱負を述べた。

 なお、石井氏に今季トップリーグに復帰できた理由について聞いたところ、昨年にヘッドコーチといて招聘したグレック・クーパー氏の指導力、キャプテン 土佐誠選手のリーダーシップが大きなポイントと語っていた。久々のトップリーグとなるが、台風の目としてリーグを盛り上げてくれることを期待したい。また、9月にラグビーワールドカップ2019日本大会が開かれることもあり、2019年はラグビーが多くの注目を集めそうだ。ラグビーに興味のある方は、三菱重工相模原ダイナボアーズの試合にも注目してみてほしい。

説明会の後にデリカD:5特別ラッピングカーの撮影会が開かれた。屈強なラガーマンもデリカD:5にすっぽり収まり、その居住空間の高さをアピール!?