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三菱自動車、新型「デリカD:5」を2月15日正式発売。384万2640円から

「尿素SCRシステム」を三菱自動車モデルで初採用

2019年2月15日 発売

384万2640円~421万6320円

新型オールラウンドミニバン「デリカD:5」

 三菱自動車工業は2月15日、新型オールラウンドミニバン「デリカD:5」を発売した。価格は384万2640円~421万6320円。なお、今回発売となるのは2.2リッターディーゼルターボエンジン搭載車のみで、2.0リッターと2.4リッターのガソリンエンジン搭載車は既存モデルを継続販売する。

 新しいデリカD:5では、フロントマスクに縦型の「マルチLEDヘッドライト」「LEDポジションランプ」を採用してデザインを一新。新世代のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」で力強くアクティブなイメージを与え、ひと目でデリカD:5と分かるキャラクター付けとした。

 また、都会的で高級感のあるイメージを追究し、洗練されたモダンな内外装で新たな個性を表現した「URBAN GEAR(アーバンギア)」をラインアップに追加。さらに幅広いユーザーに向けてアピールしている。

デリカD:5 ディーゼルモデル
モデルエンジン変速機駆動方式価格
M直列4気筒DOHC 2.2リッターディーゼルターボ8速AT(スポーツモード付)4WD3,842,640円
G3,942,000円
G-Power package4,082,400円
P4,216,320円
URBAN GEAR G4,067,280円
URBAN GEAR G-Power package4,207,680円
デリカD:5 ガソリンモデル
モデルエンジン変速機駆動方式価格
M-Limited package直列4気筒SOHC 2.0リッター(AS&G付)CVT2WD(FF)2,449,440円
G-Limited packageCVT(6速スポーツモード付)2,802,600円
M-Limited package直列4気筒DOHC 2.4リッターCVT4WD2,896,560円
G-Limited packageCVT(6速スポーツモード付)3,218,400円
デリカD:5 P
デリカD:5 アーバンギア G-Power Package

 パワートレーンでは直列4気筒 2.2リッターディーゼルターボを大幅改良。燃焼室に変更を与え、次世代燃料インジェクターを採用。フリクションの大幅低減なども実施してエンジンを構成する主要機構の部品を約5割改良しているほか、三菱自動車の車両として初めて尿素水の「AdBlue」を還元剤として使い、排出ガスに含まれるNOx(窒素酸化物)を安定して浄化する「尿素SCRシステム」も搭載した。これによって従来より最大トルクが5%向上し、最高出力107kW(145PS)/3500rpm、最大トルク380Nm(38.7kgfm)/2000rpmを発生する。

 トランスミッションもギヤレシオのワイド化と同時に多段化によってクロスレシオ化を実施した8速スポーツモードATを新開発。エンジントルクの向上と合わせ、低速からの力強い加速とシフトショックの少ない滑らかな走りを手に入れている。

 このほかにトラクションコントロールの最適化を実施して、これまで電子制御4WDの「4WDロック」だけで作動した悪路での発進・走破性の制御が、「4WDオート」でも利用できるようになった。

直列4気筒 2.2リッターディーゼルターボ「4N14」型は主要機構の部品を約5割改良。「尿素SCRシステム」を三菱自動車の車両で初採用した
尿素SCRシステムで還元剤として使う「AdBlue」は、ラゲッジスペースのフロア部分から補充する

 車内ではインパネデザインも一新。三菱自動車のSUVでも使われている水平基調のデザインを採り入れ、広々としたテイストを与えたほか、デリカD:5では「サバ杢」、デリカD:5 アーバンギアでは「バール杢」の立体木目を助手席前方やドアトリムに配して上質感を高めている。

デリカD:5 Pのインテリア。シート表皮に幾何学柄のエンボス加工を施し、力強さや躍動感を表現。ウッドパネルは「サバ杢」を採用
デリカD:5 アーバンギア G-Power Packageのインテリア。ウッドパネルは青みがかった黒木目の「バール杢」を採用
10.1型の大画面で4エリアの分割表示も可能な「DELICA D:5 オリジナル10.1型ナビゲーション」をディーラーオプションとして用意する