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トヨタ、ランドクルーザーシリーズの世界累計販売台数1000万台突破。トヨタジープBJ型の誕生から68年間で達成

2019年9月20日 発表

2015年“200”系ランドクルーザー

 トヨタ自動車は9月20日、「ランドクルーザー」シリーズのグローバル累計販売台数が、1951年8月1日発売の「トヨタジープBJ型」以降、8月末までに1001万5000台になったと発表。シリーズの誕生から68年間で1000万台超えを達成した。

 ランドクルーザーは陸の巡洋艦を意味するもので1954年に命名された。1955年発売の「クラウン」、1966年発売の「カローラ」を超えるトヨタで最も長い歴史を持つロングセラーカーであるとしてる。

グローバル累計販売台数(トヨタ調べ)

 ランドクルーザーシリーズは、1955年のランドクルーザー20系の発売以降、中南米、中東、東アジアを中心に輸出を拡大して、現在では約170の国と地域でランドクルーザーシリーズを展開。トヨタブランドのみならずレクサスブランドにも展開されている。

2018年の地域別販売台数
2018年の生産台数

 2018年の地域別販売台数ではグローバルで約37万9000台を販売。2018年の生産台数については、約35万1600台を日本で生産。海外生産では1万1000台をケニアで、2万1000台をポルトガルでセミノックダウン生産するくらいで、ほぼ日本を中心に生産が行なわれている。

50年以上経っても現役の40系(UAEの漁村)
コスタリカのニンジン収穫風景

 今後のランドクルーザーの開発について同社は、「ランドクルーザーは、68年の歴史の中で、お客さまが1000万通りの道を走り、クルマを鍛えた轍の上に存在しています。今後もランドクルーザー開発では、お客さまの期待に応え、期待を超えていくためにも、世界中のあらゆる道で使われることを想定し、最も厳しい基準を自らに課し、唯一無二の存在を目指したクルマづくりを続けてまいります」とコメントしている。

 ランドクルーザーシリーズの展開については、以下の通りとなる。

ヘビーデューティー系

 ヘビーデューティ系では、トヨタジープBJ型、ランドクルーザー20系・40系・70系とモデルチェンジを続けた。

1951年“BJ”型
1955年“20”系
1960年“40”系
1984年“70”系
1990年“70”系
1999年“70”系
2007年“70”系
2014年“70”系

ステーションワゴン系

 ステーションワゴン系として、ランドクルーザー55系・60系・80系・100系・200系と続いている。

1967年“55”型
1980年“60”系
1989年“80”系
1998年“100”系
2007年“200”系
2012年“200”系
“200”系ランドクルーザー(写真は2017年の一部改良モデル)

ライトデューティー系

 ライトデューティ系として、ランドクルーザー70系ワゴン・70系プラド・90系プラド・120系プラド・150系プラドと進化を続けている。

1985年“70”系(ワゴン)
1990年プラド“70”系
1996年プラド“90”系
2002年プラド“120”系
2009年プラド“150”系
2013年プラド“150”系
2017年プラド“200”系

レクサスブランド

 レクサスブランドにも導入され、LX450・470・570、GX470・460と展開されている。

1996年 LX450
1998年 LX470
2007年 LX570
2019年 LX570
2003年 GX470
2010年 GX460
2019年 GX460