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ボルボ、ブランド初のEVモデル「XC40」登場を予告
10月16日初公開へ
2019年10月3日 07:00
- 2019年10月16日(現地時間) 公開予定
ボルボ・カーズは10月2日(現地時間)、ボルボ初のEV(電気自動車)となる「XC40」を10月16日に初公開すると発表した。今後数週間のうちに詳細が明らかになるという。なお、同モデルの日本市場への導入時期は未定としている。
XC40(BEV)は、「コンセプト40.1」として2016年に初公開されたもので、当初からEVを念頭に開発が行なわれたボルボのCMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャ)を元に、車内のスペースに影響を及ぼさないように、バッテリーパックをフロアに一体化して組み込んだ。
エクステリアでは、ボディと同色に塗装されたフロントグリルにADAS(先進運転支援システム)プラットフォーム用のセンサーを統合。インテリアでは、EV専用に刷新されたドライバーインターフェースを採用して、バッテリーの状態などの情報をドライバーに提供する。また、従来のエンジンよりスペースを取らない電気モーターの採用により、XC40(BEV)独自の特徴として、ボンネットの下には容量約30Lのフロント・トランク・ルーム(別名:フランク)が用意された。
XC40(BEV)には、ボルボの再生を定義付けるエレガントなスカンジナビアン・デザイン言語を採り入れて、美しさと実用性、機能性を融合させたという。
ボルボ・カーズでデザイン担当上級副社長を務めるロビン・ペイジ氏は「スカンジナビアン・デザインのルーツは、視覚的な分かりやすさと、要素をいかに減らすかという観点に基づいており、XC40はその好例です」と述べるとともに、「大胆かつ瞬時にそれと分かるデザインは、電気自動車となってさらに流線型が強調され、より現代的になっています。グリルが不要になってさらにクリーンかつモダンな顔つきとなり、テールパイプが不要になったリアエンドも同様に変化しました。電動化が進むにつれ、私たちはこうしたアプローチをより深く掘り下げていくことになります」とコメントしている。
すでに装備の詳細が公開されており、エクステリアカラーには新しいオプションカラーの「セージグリーンメタリック」を含めた8色を用意して、ブラックで塗装されたルーフを標準装備する。新オプションとして19インチや20インチのホイールを選べるほか、インテリア・デザイン・パッケージは細部にスポーティなスタイルが施され、リサイクル素材で製造されたカーペットが組み合わされるという。