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ボルボ、ブランド初の新型EV「XC40 リチャージ」公開。2025年世界販売台数の50%をEVに
2019年10月17日 13:58
- 2019年10月16日(現地時間) 発表
スウェーデンのボルボ・カーズは10月16日(現地時間)、同ブランド初の新型EV(電気自動車)「XC40 リチャージ」を公開した。同社では、今後5年間の2025年までに世界販売台数の50%をEVにすることを目指して、新しいEVを毎年導入していくとしている。
公開されたXC40 リチャージは、コンパクトSUVの「XC40」をベースに電動式4輪駆動パワートレーンを採用。システム出力は408HPで、1回の充電で航続距離400km(WLTPモード)を提供する。
インテリアでは、Googleの「Android OS」を採用した最新のインフォテイメント・システムをボルボ車として初搭載した。
これまでにボルボ・カーズでは、内燃式エンジンのみによる駆動を段階的に終了しようという目標に取り組み、2019年までに発売された新世代ボルボ車の全てにプラグイン・ハイブリッド・モデルをラインアップした。
また、新型EVのXC40 リチャージの発表と合わせて、同社は2018年から2025年までに車両1台あたりのライフサイクルにおけるCO2排出量を40%削減することを目指すという計画を発表している。
XC40 リチャージとして採用されたモデル名の「リチャージ(Recharge)」は、完全電動式パワートレーンとプラグイン・ハイブリッド・パワートレーンを搭載するすべての充電可能なボルボ車を表す総称として展開される。
ボルボ・カーズ 代表取締役社長兼CEOのホーカン・サムエルソン氏は「本日、ボルボは完全電動化されたXC40とリチャージ・カー・ラインナップを発表し、ボルボの進むべき方向にむけた大きく新たな一歩を踏み出しました」とコメント。
同社では、リチャージ・モデルの需要増に対応するため、電気駆動モデルの生産能力を3倍に増強して納期を短縮させる予定。また、2020年には人気のリチャージ・モデルに「デザイナーズ・チョイス・セレクション」を用意してラインアップを充実するなど、直近となる2020年の総販売台数の20%をプラグイン・ハイブリッド・モデルが占めることを目指す。