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山本尚貴選手、F1 日本GPのフリープラクティスで走行

「27年前の鈴鹿でF1を見たあの日からずっと憧れ続けてきた舞台」

2019年10月7日 発表

山本尚貴選手がF1 日本GPのフリープラクティスセッションで走行

 本田技研工業は10月7日、現在スーパーフォーミュラとSUPER GTに参戦している山本尚貴選手が、10月10日~14日に鈴鹿サーキットで行なわれる2019年のF1(FIAフォーミュラ・ワン世界選手権)日本グランプリのフリープラクティスセッション(FP1)において、Red Bull Toro Rosso Honda(レッドブル・トロロッソ・ホンダ)のマシンで走行すると発表した。

 山本選手およびScuderia Toro Rosso チームの代表であるフランツ・トスト氏、本田技研工業 ブランド・コミュニケーション本部長 森山克英氏のコメントは、以下のとおり。

山本選手は国内レースのトップカテゴリーであるスーパーフォーミュラとSUPER GTに参戦する、日本のトップドライバーの1人
山本尚貴選手

「まず、今回私にこのような素晴らしい機会をくださったScuderia Toro Rosso、Red Bullグループ、そしてHondaに感謝を申し上げます。小さいころから自分の夢だったF1マシンを、鈴鹿という特別な舞台、そして日本人のファンの皆さんの前でドライブできることを本当にうれしく思っています。ここに来るまでに、F1のレース週末にToro Rossoに帯同したり、Red Bullのファクトリーでシミュレーターに乗ったりと、いろいろな準備を重ねてきました。当日は、チームが予選と決勝でいい結果を残せるよう、有益なデータを集めることが私のメインの仕事になりますが、それと同時に自身のパフォーマンスを最大限に発揮できるよう努めたいと思います。27年前の鈴鹿でF1を見たあの日からずっと憧れ続けてきたこの舞台で自身が走れる事に感謝をし、その夢の瞬間をファンの皆さんとともに楽しみたいと思っています。ご声援、よろしくお願いいたします」

フランツ・トスト氏

「今年の日本グランプリのFP1で、山本選手が素晴らしい仕事をしてくれると確信しています。彼は昨年のSUPER GTとSUPER FORMULAでダブルタイトルを獲得した才能あるドライバーで、鈴鹿サーキットについても熟知しています。いくつかのF1のレース週末でチームに帯同し、すでにエンジニアたちともいい関係を築いていますし、シミュレーターでのドライブも経験済みですので、FP1を走る準備はできていると思っています。今回最も大切なことは、山本選手自身がこの世界で最も素晴らしいサーキットの一つである鈴鹿でF1マシンの走りを楽しむことです。そして、スタンドを埋める日本のファンの皆さんにも、その姿を見て喜んでいただければと思っています」

森山克英氏

「今回、鈴鹿という舞台で、山本選手が現代のF1マシンをドライブする姿をファンの皆様にご覧いただけることを非常に嬉しく思っています。実現に向けて尽力いただいたScuderia Toro RossoおよびRed Bullグループに感謝を申し上げます。山本選手には、この経験を糧にさらに強いレーシングドライバーに進化していってくれることを期待していますし、日本のドライバーを代表してF1日本GPで大きな足跡を残すことで、後に続く若手ドライバーへの大きな刺激となってくれればとも考えています。ファンのみなさま、力強いご声援をよろしくお願いいたします」