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【F1日本GP 2019】レッドブル/トロロッソカラーの「N-WGN」「N-BOX」などが展示される鈴鹿サーキット
台風19号の情報は鈴鹿サーキットのWebサイトやSNSで
2019年10月10日 17:16
- 2019年10月11日~13日 開催
10月11日~10月13日の3日間に渡り、三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットにおいて「2019 FIA F1世界選手権 シリーズ第17戦 日本グランプリレース」が開催される。それに伴い、10月10日にはプレイベントとしてピットウォークなどのファン向けのイベントが開催された。
台風19号(ハギビス)の接近が心配される中での開催となっている日本グランプリだが、主催者の鈴鹿サーキットはF1と協力してファンの安全確保を最優先の課題としながら各種イベントなどに取り組んでいる。すでに12日の夕方と13日の午前中にサポートレースとして行なわれる予定だった「FIA-F4 鈴鹿スペシャルステージ」の中止が決定。これにより、13日のスケジュールの柔軟性を確保するなどの調整が行なわれている。今後の情報は随時鈴鹿サーキットのWebサイトにおいてアップデートされていく予定だ。
すでにグランドスタンド裏にはF1に参戦する本田技研工業のブースなどが設置されており、各種レーシングカーなどが展示されている。また、ホンダの純正アクセサリーメーカーのホンダアクセスによるレッドブル・レーシングカラーの「N-WGN カスタム」とトロロッソカラーの「N-BOX カスタム」といった注目の展示も行なわれている。
サポートレースのFIA-F4は中止が決定。随時柔軟にスケジュールを調整しつつ開催されるF1日本グランプリ
日本列島に接近している台風19号は、気象庁の発表によれば大型で猛烈な強さを持つとされており、10月10日9時時点での予報では10月12日9時に紀伊半島沖に近づき、その後東海地方を横切りながら10月13日には東北沖の太平洋を通過するとなっている。このため、13日に行なわれるレースに関しては開催される可能性が高いが、12日の予選に関しては現状ではクエスチョンマークがついている。
鈴鹿サーキットによれば、現在FIAとも協力して観客の安全性を最も重視しながら最適なスケジュールを模索している段階とのことで、すでにサポートレースとして行なわれる予定だったFIA F4 鈴鹿スペシャルステージは、F1の走行を優先するためという理由で中止が決定している。元々のスケジュールだと、FIA F4 鈴鹿スペシャルステージは12日の夕方と13日の朝にレースが行なわれる予定になっていたため、この決定は12日のスケジュールを短縮したり、13日の朝にF1の予選を行なうことを見据えた措置と理解するのが正しいだろう。
ただし、現時点ではそれ以外のスケジュールは変更されておらず、現状では10日は通常のスケジュール通りにゲートオープンする予定だと発表されている。つまり、記事執筆時点(10月10日13時)では金曜日スケジュールはスケジュール通りに行なわれる見通しだということだ。
なお、鈴鹿サーキットによれば、こうしたF1日本グランプリのスケジュールに関するアップデートは、鈴鹿サーキットのWebサイトやSNS(Twitter、Facebook)で告知されとのことなので、F1を観戦する計画がある読者はこちらのサイトを随時ご参照いただきたい。
晴れになった木曜日のグランプリスクエアでは、ホンダアクセスがレッドブル、トロロッソ色の軽自動車を展示
そうした中でのF1日本グランプリだが、開幕前の10日には各種のプレイベントが行なわれた。大型の台風が近づく中ではあるが、木曜日の鈴鹿サーキットは晴れ時々曇りという、本当に台風が近づいているの? と疑いたくなるようないい天気。筆者の体感に過ぎないが、ここ数年のプレイベントより多くのファンがサーキットに詰めかけているように思う。プレイベントでは週末には行なわれないピットウォークが実施され、これは一般のファンがF1マシンに近寄れる唯一のチャンスとなる。このため、多くのファンがピットレーンに詰めかけており、ドライバーが通過したときにはサインをもらえるラッキーなファンがいたりもする状況の中で行なわれていた。
グランドスタンド裏にあるグランプリスクエアもF1仕様になっており、盛り上げるためのさまざまな工夫が行なわれている。例えば、F1に参戦しているホンダのブースでは、今年ホンダがパワーユニットを供給しているレッドブル・レーシング、トロロッソの2チームの車両が展示されているほか、2018年型のホンダのパワーユニットが展示されていた。また、「RA271」という第1期F1参戦時のレーシングカー、ホンダ「NSR500」「RC166」といった2輪のレーサーなどが展示されていた。
また、メインステージを挟んでホンダブースの反対側にあるホンダアクセスのブースでは、同社の純正アクセサリーを装着したN-WGN カスタムとN-BOX カスタムを展示。それぞれレッドブル・レーシングとトロロッソカラーをまとっていた。