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トヨタ車体、新型車「グランエース」の初披露など東京モーターショー 2019出展概要
「Creating New Value~もっと移動によろこびを~」をテーマに新たな移動の価値を提案
2019年10月8日 18:58
- 2019年10月8日 発表
トヨタ車体は10月8日、2019年内発売予定の新型車「グランエース」の初披露など、東京ビッグサイトを中心に開催される「第 46 回東京モーターショー2019」(一般公開:10月25日~11月4日)の出展概要を発表した。
トヨタ車体ブースは東京ビックサイト 青海展示棟 Bホール(小間番号 AB02)。2018年11月にトヨタ自動車のバン事業がトヨタ車体に移管されて以降、最初のモーターショーとなる今回は「Creating New Value」をテーマに、移動に新しい価値を生み出すクルマを出展。
世界初出展の参考出展車として「グランエース」「PMCV Concept(ピーエムシーブイ コンセプト:Personal multi compact vehicle)」を展示。内装モデルとして「Resort Tourer Concept(リゾートツアラー コンセプト)」「Business Liner Concept(ビジネスライナー コンセプト)」を展示する。
グランエース(参考出展車、世界初出展)
参考出展車として展示されるグランエースは、ボディサイズが5300×1970×1990mm(全長×全幅×全高)のフルサイズワゴン。エクステリアは「圧倒的な存在感」と「高級感」を合わせ持つ堂々としたフロントデザインを採用。
インテリアではセカンドシート、サードシートに4人がゆったりとくつろげる専用の本革キャプテンシートの採用などで「ゆとりある広さと、上質な室内空間」を実現するとともに、リアの足まわりには新開発のトレーリングリンク車軸式サスペンションを採用するなど、「優れた静粛性と操縦安定性による快適な乗り心地」を提供するという。
PMCV Concept(ピーエムシーブイ コンセプト)
PMCV Conceptは、ミニバンの企画、開発、生産を担うトヨタ車体が提案する「2030年のミニバンのあたらしいカタチ」。さまざまなライフシーンや、1人~7人といった乗る人や載せるものに合わせて、8つのシートレイアウトアレンジが可能。
座席をすべて格納できるためフラットな室内空間が生まれ、自転車やサーフボードなどの長尺物も積載可能。前後に大きく開くスライドドア(助手席側)と上に大きく開くガラスハッチにより大開口の間口が実現するという。
Resort Tourer Concept(リゾートツアラー コンセプト)
リゾートツアラー コンセプトは、優雅でゆとりある室内空間とおもてなし装備で、“もっとエモーショナルな旅”になる超豪華列車のようなハイヤーを目指した提案。大人4人がゆったりとくつろげる対面4座シート、自由自在にプライベート空間を創出するシート間のセパレーター、グラスフォルダーや小物入れなどを装備。
タブレットが格納されたシートテーブルを4つ合わせると、天井のプロジェクターから旅先情報が投影されるという。
Business Liner Concept(ビジネスライナー コンセプト)
ビジネスライナー コンセプトは、ビジネスパーソンが空港から次のビジネスシーンに移動するためのワンランク上の送迎サービスを想定した提案。乗車時にスマートフォンをタッチすると、予約したシートが「Welcome」の表示で案内。シートの下にスーツケース、シートの後ろにジャケットが収納可能。
シートが左右に15度回転することで、乗り降りしやすく、プライベート空間も創出する「ジグザグシート」を採用する。
主催者プログラム
そのほかにも、自動車工業会の主催プログラムの「OPEN ROAD」と「DRIVE PARK」に参画。
「OPEN ROAD」は青海と有明を結ぶ全長1.5kmにわたるモーターショーのシンボルロードで、超小型EV(電気自動車)「コムス」に試乗できる「超小型モビリティ試乗会」(試乗には東京モーターショー入場券とWebによる予約が必要)を実施。
また、1月にペルーで開催されたダカールラリー2019において、市販車部門6連覇を果たしたTeam Land Cruiser(TLC)ダカールラリー2019参戦車両となる350号車のレプリカが展示される。
「DRIVE PARK」においては、11月1日~2日にTeam Land Cruiser(TLC)の社員ドライバーの三浦昂氏(総務部広報室所属)が、デモラン走行を実施予定。