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NOK、触覚を伝える手袋「3原触モジュール」など東京モーターショー 2019に出展

振動・電気刺激・温度といった3つの触覚提示手段を搭載する手袋

2019年10月14日 発表

振動・電気刺激・温度といった3つの触覚提示手段を手袋の指先部分に搭載した「3原触モジュール」

 NOKは10月14日、触覚の遠隔伝送やバーチャルリアリティ空間での触覚の再現を可能とする「3原触モジュール」などを「第46回 東京モーターショー 2019」(一般公開:10月25日~11月4日)に出展すると発表した。

 NOKブースは東京ビッグサイト 南展示棟4階(S3101)。「未来も動かす『中の人』-Innovation for xEV-」をブースコンセプトに未来のモビリティを体感してもらう来場者参加型のブースを展開する。

 同ブースで公開される3原触モジュールは、世界で初めて、振動・電気刺激・温度といった3つの触覚提示手段を指先サイズまで小型化・一体化して手袋の指先部分に搭載した製品で、電気刺激部分とモジュール間の接続部分にはNOKのグループ会社の日本メクトロンのFPC(Flexible Printed Circuits)を採用。

 触覚の遠隔伝送やバーチャルリアリティ空間での触覚の再現を可能とするもので、将来的に運転席以外から行なわれる遠隔操作への活用などを同社では想定している。

 そのほかにも、医療現場や車室内環境改善のために活用が期待される製品として、微細な細菌・ウイルス・花粉等の極微小物質を検出するセンシングシステム「ポアセンサモジュール」を展示。

 また、自動車の低燃費・低電費につながる低フリクション技術として、同社の高機能シールブランド「Le-μ’s(レミューズ)」を紹介。シール性を維持しながらフリクションロスを低減するといった、未来のモビリティ空間に貢献できる製品を大型ビジョンとアナライザーシステムで分かりやすく説明する。

NOKブースイメージ