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ポルシェ、接客スキルを競うロールプレイコンテスト「Porsche Brand Behavior Contest」
「接客スキルを磨いて、販売店の平均の接客レベルを底上げしていただきたい」
2019年10月31日 13:10
- 2019年10月30日 実施
ポルシェジャパンは10月30日、ロールプレイコンテスト「Porsche Brand Behavior Contest(ポルシェ ブランド ビヘイビア コンテスト)」の全国決勝大会を、ポルシェジャパン トレーニングセンターで開催した。
このコンテストは、全国に46拠点あるポルシェ正規販売店を代表する選手たちによって競われる、プレゼンテーションとロールプレイのコンテスト。技能スキルを向上させて顧客満足度を高めるという目的で2018年に初開催され、今回が2回目となる。
コンテスト出場者は、2018年から開始されたPGCS(ポルシェグローバル認定資格)を取得したポルシェ認定セールスコンサルタントとサービスアドバイザー。PGCSは、世界統一基準による教育と資格認定試験を導入するための国際認定制度で、入社後2年目以上かつ研修や学習過程を修了し、認定試験に合格した人だけに与えられる資格となる。
今回からセールスコンサルト部門とサービスアドバイザー部門に加え、レセプショニスト部門を新設。全部門合わせて約110人の参加者の中から東日本、中日本、西日本に分かれて予選が行なわれ、決勝大会には各部門から9人が選出された。また表彰された入賞者は、Porsche AGが主催するツッフェンハウゼン本社工場、ポルシェミュージアムなどを巡り、テストトラックやオフロードコース試乗を行なう海外研修プログラム「Global Introduction to Porsche」に招待される。
セールスコンサルタント部門では、新規来店のお客さまに対する10分間のロールプレイを実施。“Omotenashi Training”やポルシェブランドアンバサダーハンドブックに則り、身だしなみや言葉遣いに加えて、ニーズの引き出しやニーズに沿った商品知識の有無といった基準で接客対応が審査された。
サービスアドバイザー部門でも10分間のロールプレイが行なわれ、身だしなみや言葉遣い、サービスコアプロセスに則った納車を基本の評価に加え、代車に関する質問対応、プロファイルや車両情報などを参考にした“Wow!モーメント 感動体験”の提供(プレゼンテーション)といった部分でスキルをアピールした。
新設されたレセプショニスト部門は、新規来店客からの電話対応を6分、約1分のインターバルを挟み、来店対応を3分実施。競技終了後にはセールスコンサルタントへの引き継ぎ資料を作成して提出するほか、“Omotenashi Training”に沿った接遇マナーを伴った対応ができているか、ポルシェブランドアンバサダーとしてふさわしい振る舞いができているかを審査した。なお、レセプショニスト部門については10月29日に決勝大会が行なわれ、30日には表彰式のみが実施された。
セールスコンサルタント部門の審査に参加したモータージャーナリスト 五味康隆氏は「とてもいいものを見させていただきました。どのように普段お客さまと接しているのかを生で見ることができ、とてもレベルが高いと思いました。ユーザーニーズをくみ取りそれを満たし、不安を解消することが皆さん的確にできていて、すごく僅差でした」とコンテストを振り返った。
また、アローム トレーナー 金子孝氏は「今回初めて審査に参加させていただいて、皆さんの緊張が伝わってくるようで私も大変緊張しました。これまでさまざまな練習をやってこられたのかなということと同時に、皆さまのファンがいらっしゃるんだろうなと感じながら、審査させていただきました」と感想を述べた。
ポルシェジャパン 執行役員 ネットワークディベロップメント部長 平林憲司氏は「今回は2回目ということもあり、大変レベルの高い大会となりました。今回残念ながら入賞を逃した方も、入賞した方との差は非常に少なかったと思います。ぜひとも来年こそはということで引き続き接客スキルを磨いていただくとともに、お店の皆さまでぜひとも素晴らしいスキルを共有して、販売店の平均の接客レベルを底上げしていただきたいと思います」とあいさつをした。
決勝大会の後には表彰式が行なわれ、レセプショニスト部門ではポルシェセンター静岡 山下あさひ氏が優勝。
セールスコンサルタント部門では、ポルシェセンター横浜青葉 山本拓也氏が優勝。2位にはポルシェセンター奈良 藤田仁氏が、3位にはポルシェセンター浜松 鈴木完明氏がそれぞれ選ばれた。
優勝した山本氏は「実は決勝については、あまり深く練習をしていなかったのです。こんなことを言うのはおこがましいかもしれませんが、普段お店でやっていることを出せばいいのではないかと思って、今回臨ませていただきました。入社してから7年目になるのですが、この7年間は間違っていなかったなと。コツコツやってきたことがこういった形で報われたようで、表彰していただけて本当にうれしいです」と喜びを語った。
サービスアドバイザー部門では、ポルシェセンター静岡 磯部剛志氏が優勝。2位にはポルシェセンター尾張岐阜 白鳥達也氏が、3位はポルシェセンター奈良 高谷啓志氏がそれぞれ選ばれた。
優勝した磯部氏は「予選を含めてこの決勝まで、社長自ら練習に参加していただき、マネージャー、それからアフターセールススタッフ、セールススタッフともに勉強をしてまいりました。今回1位ということではありますが、この結果に甘んじることなく、これからも日々精進して、生涯勉強という言葉を忘れずに、今後とも会社のために、ポルシェのために働きたいと思います」と語った。