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独ポルシェ、パナメーラ スポーツツーリスモに680PS/850NmのPHV「ターボS E-ハイブリッド」追加

0-100km/h加速3.4秒、最高速310km/h

PHVモデルの「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド スポーツツーリスモ」を追加

 独ポルシェは9月29日(現地時間)、「パナメーラ スポーツツーリスモ」にPHV(プラグインハイブリッド)モデルの「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド スポーツツーリスモ」を追加すると発表した。

 4+1シートコンセプトにより5名乗車を可能としたパナメーラ スポーツツーリスモに、「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド」と同じく最高出力404kW(550PS)、最大トルク770NmのV型8気筒4.0リッターツインターボエンジンと、最高出力100kW(136PS)を発生する電気モーターを組み合わせたパワートレーンを搭載。トランスミッションは8速PDK(ポルシェ ドッペルクップルング)を採用し、4輪を駆動する。

 システム全体では680PS/850Nmを生み出し、0-100km/h加速3.4秒、最高速310km/hというスペックを誇る。その一方で、モーターのみで最大49kmを走行でき、3.0L/100km(NEDC燃費)という燃費性能も兼ね備えた。

 装備面ではデジタル化された「ポルシェ アドバンストコックピット」、アダプティブクルーズコントロールを含むオプション設定のリアアクスルステアリングなどが用意されるほか、走行条件と選択した車両設定に応じて3つの角度に切り替わる「アダプティブ ルーフスポイラー」を採用した。

 アダプティブ ルーフスポイラーは、速度が170km/h以下のときは-7度の格納ポジションに維持され、ルーフラインに沿って後方に傾斜。170km/hを超えるとルーフスポイラーは自動的に+1度のパフォーマンスポジションにセットされ、走行安定性と横方向のダイナミクスを高める。また、スポーツ/スポーツプラスモードを選択して90km/hを超えると、ルーフスポイラーは自動的にパフォーマンスポジションに移動するほか、90km/h以上のときにパノラミックスライディングルーフを開くとルーフスポイラーが+26度の角度に調節され、乱気流を低減させるギミックを備えている。