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ポルシェ、システム合計680PS/850Nmの「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド」ジュネーブショーで世界初公開

4.0リッター V8ターボとモーターを組み合わせ、0-100km/h加速3.4秒と平均燃費2.9L/100kmを両立

2017年3月7日~19日(現地時間)開催

ジュネーブショーで世界初公開される「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド」

 ポルシェ ジャパンは、スイス ジュネーブで開催される「第87回ジュネーブショー」(プレスデー:3月7日~8日、一般公開日:3月9日~19日)で、「パナメーラ」の新しいトップグレード「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド」を世界初公開する。7月に欧州市場で販売が開始され、2017年後半から日本を含めた各国市場での発売を予定。通常モデルに加え、ホイールベースを150mm伸ばした「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド エグゼクティブ」の2タイプを用意する。

 外部からの充電が可能なプラグインハイブリッドモデルであるパナメーラ ターボS E-ハイブリッドでは、「パナメーラ ターボ」に搭載されている最高出力404kW(550PS)/5750-6000rpm、最大トルク770Nm/1960-4500rpmを発生するV型8気筒4.0リッターターボエンジンを受け継ぎつつ、100kW/136PSを発生するモーター、高速シフトの8速ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)、ポルシェ・トラクション・マネージメントシステム(PTM)を標準装備するアダプティブ4WDシステムをパワートレーンに組み合わせる。

 これによってシステム合計680PS/850Nmのパワーを実現し、ポルシェのスーパースポーツカーである「918 スパイダー」でも使われているブーストプログラムを採用したことで、0-100km/h加速3.4秒、最高速310km/hを達成。一方で平均燃費(NEDC)は2.9リッター/100kmとなり、容量14.1kWhの水冷式リチウムイオンバッテリーに蓄えた電力を使ったモーターのみの航続距離は50km。足まわりにはエアサスペンションを標準装備しており、「走行性能」「効率性」「快適性」を高いバランスで合わせ持つ独自のラグジュアリーサルーンとなっている。

ホイールベースを150mm拡大した「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド エグゼクティブ」

 パナメーラ ターボS E-ハイブリッドでは、基本的に発進時はモーターだけのゼロエミッションで走る「E-パワー」モードを使用。アクセルペダルにかかる踏力が規定の圧力ポイントを超えるか、バッテリーの充電レベルが最低値を下まわった場合には「ハイブリッドオート」モードに切り替わり、エンジンとモーターの両方を使って走行する。

 バッテリーは230V/10A電源で6時間以内にフル充電可能となっており、充電中の車内に冷暖房を効かせる補助エアコンを装備する。

プラグインハイブリッドのパワートレーンが生み出す強力な加速性能や高い環境対応力に加え、エアサスペンションの標準装備でロングドライブの快適性も確保している
パナメーラ ターボS E-ハイブリッドのインパネ