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ホンダ、ビジネス用電動二輪車「BENLY e:」シリーズを発表

2020年4月発売予定

2020年4月 発売予定

73万7000円~74万8000円

ホンダ「BENLY e: I(ベンリィ イー ワン)」

 本田技研工業は12月19日、コンパクトなEVシステムを搭載したビジネス用電動二輪車「BENLY e:(ベンリィ イー)」シリーズを発表した。法人向けに販売されるもので発売は2020年4月を予定。価格は73万7000円~74万8000円でモバイルパワーパック2個と専用充電器2個が含まれる。

 BENLY e:シリーズは、積載性の高いリアデッキや、傾斜地での切り返しなどに便利な後進アシスト機能などを装備することで、新聞配達や宅配など業務利用向けに開発されたもの。原付一種(第一種原動機付自転車)の「BENLY e: I(ベンリィ イー ワン)」と原付二種(第二種原動機付自転車)の「BENLY e: II(ベンリィ イー ツー)」に加え、それぞれのモデルに、大型フロントバスケット、大型リアキャリア、ナックルバイザー、フットブレーキを標準装備した「BENLY e: I プロ」と「BENLY e: II プロ」をラインアップする。

BENLY e: I
「BENLY e: I プロ」
「BENLY e: II」
「BENLY e: II プロ」

 動力用電源には、簡便なバッテリー交換が可能な着脱式バッテリー「Honda Mobile Power Pack(モバイルパワーパック)」を2個使用。エネルギー密度の高いリチウムイオンバッテリーで、電圧48Vのモバイルパワーパック2個を直列に接続させた96V系のシステムとしている。モバイルパワーパックの充電は、車体から取り外して専用充電器に接続して行なう。ゼロの状態から満充電までは約4時間。

 走行時にCO2排出のない電動モビリティならではの優れた環境性能に加え、低回転からトルクのあるモーターの特性を生かし、荷物の積載時でも力強くスムーズな発進性能と登坂性能を発揮する。また、高効率を追求した駆動電流の制御技術とあいまって、一充電あたりの走行距離はBENLY e: IとBENLY e: I プロで87km(30km/h定地走行テスト値)、BENLY e: IIとBENLY e: II プロで43km(60km/h定地走行テスト値)を実現している。