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三菱ふそう、電気トラック「eCanter」を環境問題に取り組むアスクルに納車

Eコマース事業者への納車は国内初。配送用トラックとして活用予定

2020年1月22日 発表

今回納車された電気トラック「eCanter」

 三菱ふそうトラック・バスは1月21日、オフィス用品大手アスクルのグループ企業であるASKUL LOGISTへ、電気小型トラック「eCanter」2台を納車し、ASKUL LOGIST新木場物流センターにて車両の納車式を行なった。

 アスクルは脱炭素社会の実現に向けた取り組みを積極的に推進し、2030年までに全事業所からの排出、配送に係るCO2をゼロにする「2030年CO2ゼロチャレンジ」を実現するため、原材料調達から商品到着までサプライチェーン全体でのCO2削減を進めている。

 これに伴い、事業活動に関係する車両をすべてEV(電気自動車)にすることを目指す企業が参加する国際ビジネスイニシアチブ「EV100(Electric Vehicles 100)」にも加盟。この環境への取り組みに向けたさらなる前進として、電動で駆動することで排出ガスが一切出ないeCanterを導入したという。今回納車されたeCanterは配送用トラックとして活用される予定で、三菱ふそうによるEコマース事業者へのeCanterの納車は国内初となる。

 この発表について、三菱ふそうトラック・バス 南関東・甲信ふそう 丹野社長は「EVトラックeCanterは社会と物流が共生する新たな時代を切り拓いております。今回、環境型経営を基本に最高のロジスティックサービスを目指すASKUL LOGIST様に導入いただいたことを大変誇りに思うとともに、アスクル様の『2030 年CO2 ゼロチャレンジ』の実現にお役に立ってまいりたいと考えております。これからも、私たち三菱ふそうはゼロエミッションEVトラックでクリーンな都市型配送に貢献してまいります」とコメントしている。

三菱ふそうトラック・バス株式会社 南関東・甲信ふそう社長 丹野誠氏(左)、ASKUL LOGIST株式会社 代表取締役社長 江田修一氏(右)