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ミシュラン、自己再生トレッドパターン「レジニオン テクノロジー」採用の大型トラック・バス用タイヤ「X Multi Z 2」

テキスタイルでビードの耐久性を高める「HTナイロン テクノロジー」搭載

2020年3月2日 発売

オープンプライス

大型トラック・バス用タイヤ「X Multi Z 2(エックス マルチ ゼットツー)」

 日本ミシュランタイヤは、大型トラック・バス用タイヤ「X Multi Z 2(エックス マルチ ゼットツー)」を3月2日に発売する。サイズは11R22.5のみで、価格はオープンプライス。

 X Multi Z 2では、新品時のブロック剛性を高めて長寿命化を図り、タイヤが摩耗するに従って新しい溝が現われ、摩耗末期まで高いウェット性能を持続させる自己再生トレッドパターンの「レジニオン テクノロジー」を採用。ビードワイヤーの周囲をテキスタイルで包み、ケーシングプライとビードワイヤー間の応力と動きを軽減してビード部の耐久性を高め、安全性の確保と再生率を向上させる「HT(エイチティー)ナイロン テクノロジー」を搭載。

 また、ミシュランのトラック・バス用ワイドシングルタイヤ「X One」シリーズでも採用している「インフィニコイル」を採用。タイヤの回転方向に対して平行に構成するワイヤー材のコイルをカーカスとトレッドの間に配置。トレッドの剛性を高め、タイヤが高速で回転する走行中に遠心力によって生じるトレッド中央部のせり上がりを抑制。変形による発熱を抑えて燃費を向上させ、均等な接地面の確保で偏摩耗を抑制する。

 これらの技術により、摩耗の末期まで安定した性能を発揮してタイヤの寿命を最大化し、パンク時の移動可能距離を確保して装着車の稼働時間を最大化。高いウェットグリップを摩耗末期まで発揮し、急激な内圧低下によるリスクを低減して安全運行をサポート。長寿命化や偏摩耗の抑制によるメンテナンス負担の軽減、再生可能率の向上などによるコスト削減といった商品性を実現している。