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WRC 第4戦「ラリー・アルゼンチン」の延期が決定

1980年から開催され、今年は40周年の記念大会

2020年3月13日(現地時間) 発表

 FIA(国際自動車連盟)、WRCプロモーター、Automovil Club Argentino(イベント主催者)は3月13日(現地時間)、新型コロナウイルス(COVID-19)が世界的拡大傾向にあることを考慮して、4月23日~26日(現地時間)に開催される予定であったWRC(FIA世界ラリー選手権)の第4ラウンド「2020 SpeedAgro Rally Argentina」を延期すると発表した。

 これは、アルゼンチン政府が発表しているウイルス拡散を防ぐための措置やコルドバ州政府からの指示もあり、FIA、WRCプロモーター、ACAの全会一致で決定したという。なお、現時点で延期後の開催日は決まっていない。

 WRCプロモーター マネージングディレクターのオリバー・シエスラ氏は「延期は非常に悔しいです。ただし、すべての関係者が密接に協力して、新たな開催日を決めたいと思います」と述べている。

 また、ACA スポーツ委員会 会長のカルロス・ガルシア・レモヒ氏は「残念なことですが、世界的な大きな問題に直面し、私たちは皆の健康を守る必要があることを理解しています」とコメント。

 さらにラリー総合コーディネーターのデイビッド・エリ氏は「ラリー・アルゼンチンを延期しなければならなくなったのは、とても残念です。しかし、今日の優先事項は、競技者、チーム、組織のメンバー、参加されるファンの健康と幸福を守ることです。私たちはできる限り早くラリー・アルゼンチンの40周年記念を祝うことができることを願っています」と述べている。